2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

「時代小説●2025年5月上旬の新刊情報(文庫)」を公開

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『てきてき 浪華のおなご医師と緒方洪庵』|鷹井伶|潮文庫

てきてき 浪華のおなご医師と緒方洪庵2025年5月1日から5月10日に刊行予定の文庫新刊情報として、
「2025年5月上旬の新刊(文庫)」を公開いたしました。

今回、特に注目したい一冊は、鷹井伶(たかい・れい)さんによる文庫書き下ろし時代小説『てきてき 浪華のおなご医師と緒方洪庵』(潮文庫)です。

著者について
鷹井伶さんは、文庫書き下ろしの時代小説で活躍されている作家です。薬草や生薬、漢方理論に精通し、『お江戸やすらぎ飯』シリーズ(角川文庫)『家康さまの薬師』(潮文庫)などで、医術や薬膳を巧みに物語に取り入れています。
登場人物に寄り添いながら、読者の心を癒すような温かみのある作風に定評があります。

あらすじ
「私、みなを救うお医者になりたい。」 江戸から単身、大坂へ―― 男たちの中にただ一人飛び込んだ、少女医師の物語です。

大坂にある医師の家に許嫁として迎えられた亜弥。しかし彼女は、医師の妻ではなく、自らも医師になることを目指していました。
名医・緒方洪庵が開いた適塾の門をたたき、女性として初めての入塾者となります。
持ち前の食事療法の知識が評価され、洪庵からも一目置かれるようになりますが、ある日、体調不良を訴える男性に対して、自らの判断で誤った薬を処方してしまい……。

(『てきてき 浪華のおなご医師と緒方洪庵』(潮文庫) Amazonの紹介文より抜粋・編集)

ここに注目!
本作では、江戸時代末期の大坂を舞台に、蘭医・緒方洪庵と彼が開設した適塾が描かれている点が魅力です。適塾は歴史時代小説にもたびたび登場し、幕末から明治に活躍した多くの偉人を輩出し、大坂に根ざした場所としてなじみ深い存在です。

また、主人公の亜弥が、医師の妻としてではなく、自身の意思で医師を志す女性である点も注目です。彼女がどのような思いを胸に医学の道を志したのか、その動機や背景にも興味がそそられます。

新たな時代小説の幕開けに、胸が高鳴ります。

時代小説●2025年5月上旬の新刊情報(文庫)
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今回ご紹介した本



鷹井伶|時代小説ガイド
鷹井伶|たかいれい|時代小説・作家兵庫県神戸市出身。甲南大学文学部卒。漢方スタイリスト。井上登紀子名義で脚本家として活躍。2013年より、時代小説を上梓。時代小説SHOW 投稿記事決戦の舞台は江戸城。将軍を守るために綱重は剣をとる|『暴れ宰...