『文蔵 2025.5』|PHP文芸文庫
『文蔵 2025.5』(PHP研究所・PHP文芸文庫)では、名作への愛と敬意が新たな傑作を生む! 「パスティーシュ小説」は二度おいしいを特集しています。
もともと滑舌がよくないのですが、自分の中に、うまく口に出せない言葉があります。
「パスティーシュ」もその一つです。口に出す前に、声に出さず何度かつぶやいてみるのですが、最初にうまく言えたためしがありません。
今回の特集テーマは、その「パスティーシュ」です。
小説の世界で「パスティーシュ」とは、先行する作品の文体を模倣したり、広く知られた名作の視点を変えたり、現代的に読み換えたりした作品を指します。
本号では、書評家の大矢博子さんが、パスティーシュ小説の傑作をガイド。先行作品とともに、その魅力を丁寧に紹介しています。
また、『シャーロック・ホームズの凱旋』でホームズのパスティーシュに挑んだ森見登美彦さん、上田秋成の古典と近未来家電を融合させた『オール電化・雨月物語』を発表した青柳碧人(あおやぎ・あいと)さんのインタビューも掲載されています。
文蔵
今回取り上げた本

「文蔵」編集部|バックナンバーガイド
「文蔵」編集部|ぶんぞうへんしゅうぶPHP研究所が発行する、文庫版サイズの月刊の文芸誌。創刊号は2005年10月号。時代小説SHOW 投稿記事『文蔵 2018.11』の特集は、初めて読む時代小説 2018年10月17日『文蔵 2018.10...