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「2016年12月の新刊 下」をアップ

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光秀の定理2016年12月21日から12月31日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2016年12月の新刊 下」を掲載しました。

今回注目しているのは角川文庫です。垣根涼介(かきねりょうすけ)さんの、『光秀の定理』が文庫化されて刊行されます。

永禄三年(1560)の京。牢人中の明智光秀は、若き兵法者の新九郎、辻博打を行う破戒僧・愚息と運命の出会いを果たす。光秀は足利幕府の幕臣となった後も二人と交流を続ける。やがて織田信長に仕えた光秀は、初陣で長光寺城攻めを命じられた。敵の戦略に焦る中、愚息が得意とした「四つの椀」の博打を思い出すが……。何故、人は必死に生きながらも、滅びゆく者と生き延びる者に分かれるのか。

垣根さんの時代小説デビュー作で、若き日の明智光秀ら三人の若者を中心に、戦国の世を鮮やかに描いた傑作です。

12月20日(水)に、第156回直木賞の候補作品が発表され、時代歴史小説では、垣根さんの『室町無頼』がノミネートされました。室町時代中期を舞台に、牢人の子として生まれ、棒術の修行を通して成長していく一人の若者を描いています。1月19日(木)の選考結果の発表が楽しみです。

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『光秀の定理』
『室町無頼』(新潮社)

→第156回直木三十五賞候補作品決定!(平成28年下半期):文藝春秋

→2016年12月の新刊 下