武家

合戦、戦い

浅井長政の股肱の臣が、長政の嫡男を連れて決死の逃避行

『北近江合戦心得(一) 姉川忠義』|井原忠政|小学館文庫井原忠政(いはらただまさ)さんの文庫書き下ろし戦国小説「三河雑兵心得」シリーズの姉妹篇、『北近江合戦心得(一) 姉川忠義』(小学館文庫)が刊行されたのが1年前の2022年12月。ずっと...
人物

田沼意次と天明の大噴火からの復興に懸けた人々の魂の物語

『火山に馳す 浅間大変秘抄』|赤神諒|KADOKAWA「上毛かるた」に「浅間のいたずら 鬼の押し出し」という札があります。天明三年(1783)に発生した浅間山の大噴火(天明大噴火)を詠んだものです。2021年のセントライト記念を勝った競走馬...
ミステリー

茶匠古田織部の死の謎と、大名毛利秀元の野望を描く歴史長編

『遊びをせんとや 古田織部断簡記』|羽鳥好之|早川書房2023年、『尚。赫々(かくかく)たれ 立花宗茂残照』で、第12回日本歴史時代作家協会賞を受賞された羽鳥好之(はとりよしゆき)さんのデビュー第2作『遊びをせんとや 古田織部断簡記』(早川...
市井人情

年季明け目前の遊女が巻き込まれた泥棒騒ぎ、注目の奉行所小説

『北の御番所 反骨日録【九】 廓証文』|芝村凉也|双葉文庫芝村凉也(しばむらりょうや)さんの文庫書き下ろし時代小説、『北の御番所 反骨日録【九】 廓証文(くるわしょうもん)』(双葉文庫)は、北町奉行所の用部屋手附同心の裄沢広二郎(ゆきざわこ...
ユーモア

江戸にやってきた茂兵衛、今度は陸奥国九戸城攻めに参戦だ

『三河雑兵心得(十三) 奥州仁義』|井原忠政|双葉文庫井原忠政(いはらただまさ)さんの文庫書き下ろし戦国小説、『三河雑兵心得(十三) 奥州仁義』(双葉文庫)が発売されました。毎度部数のことに触れて恐縮ですが、前作の第12巻『小田原仁義』で文...