戦国

戦国

賤ケ岳の七本槍が知る、八本目の槍、石田三成の本当の姿

『八本目の槍』|今村翔吾・著今村翔吾さんの長編小説、『八本目の槍』(新潮社)を紹介します。本書は、「賤ケ岳の七本槍(しずがたけのしちほんやり)」と呼ばれた、羽柴秀吉と柴田勝家の戦いで、戦功が著しい秀吉子飼いの家臣たちを描いた戦国時代小説です...
ミステリー

天正遣欧使節の冒険と、俵屋宗達とカラヴァッジョの奇跡

『風神雷神 Juppiter, Aeolus』上・下|原田マハ・著原田マハさんの長編小説、『風神雷神 Juppiter, Aeolus(ユピテル・アイオロス)』上・下(PHP研究所)を紹介します。本書は、生没年不詳で江戸初期に活躍し、琳派の...
女性

恋愛小説として読む、斎藤道三の娘・帰蝶の歴史ロマン

篠綾子さんの文庫書き下ろし長編時代小説、『岐山の蝶(きざんのちょう)』(集英社文庫)を入手しました。斎藤道三の娘帰蝶は、美濃の姫ということで「濃姫」と呼ばれることがあります。帰蝶の母・小見の方は明智の一族で、光秀は甥ともいわれています。その...
戦国

稀代のいくさ人、島左近見参! 大戦を求めて関ヶ原へ

谷津矢車(やつやぐるま)さんの戦国時代小説、『某(それがし)には策があり申す 島左近の野望』(時代小説文庫)を入手しました。「治部少(三成)に過ぎたるものが二つあり。島の左近と佐和山の城」と謳われた猛将島左近を主人公にした戦国時代小説です。...
ユーモア

吉本のバラエティ番組のような笑える痛快時代エンタメ

高須光聖(たかすみつよし)さんの新感覚時代小説、『おわりもん』(幻冬舎)を入手しました。著者は、ダウンタウンの松本人志さんと浜田雅功さんの幼馴染みでブレーン的存在。大学卒業後、彼らに誘われて放送作家となり、「ガキの使いやあらへんで!」「水曜...