御隠居忍法 不老術

[amazon_image id=”4122039118″ link=”true” target=”_blank” size=”medium” ]御隠居忍法 不老術 (中公文庫)[/amazon_image]
御隠居忍法 不老術

(ごいんきょにんぽう・ふろうじゅつ)

高橋義夫

(たかはしよしお)
[伝奇]
★★★☆

伊賀者の子孫で元・幕府隠密、鹿間狸斎の活躍を描くシリーズ第2弾『黄金谷秘録』(実業之日本社)を改題。

不惑、中年? 微妙な年頃なせいか、老いをテーマにした作品が苦手である。とはいえ、この物語の主人公鹿間狸斎は、『剣客商売』の秋山小兵衛のように、下女に手を出し子どもを作ったり、武技にすぐれ事件を解決したり、鉄脚膏という疲労回復薬を売り出したりと八面六臂の活躍をするのところが面白い。

作者は、奥州の笹野藩という架空の場所を舞台に物語を紡いでいる。1作目ではわかりづらい、笹野藩の様子がだいぶ広がりが出てきた。

物語●伊賀者の子孫で、四十歳で家督を譲り隠居となり、奥州の笹野藩に暮らす鹿間狸斎は、七ヵ月ぶりに江戸から五合桝村に帰ってきた。目明しの文次や文次の妻・おきみ、狸斎の妾・おすえと赤子・小松、狸斎の娘の舅・新野耕民らが出迎えた。帰ってきた狸斎は、勃起不全に悩まされた。そこで体を鍛えるために、回峰修行を始めるが、熊に襲われ大怪我を負ってしまう…。

目次■鳥骨鶏の卵|碁盤岩|微塵流霞の太刀|明暗|銅山浄土|天狗の落とし文|天狗のかのか

カバー画:西のぼる
時代:明記されず
場所:東雲峠、五合桝村、大黒湊、浄土沢、笹野城下、霧降山、根子村、尾花川(いずれも架空)ほか
(中公文庫・667円・01/10/25第1刷・266P)
購入日:01/11/03
読破日:01/11/30

Amazon.co.jpで購入