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狐火の町

狐火の町(廣済堂文庫)
狐火の町

(きつねびのまち)

澤田ふじ子

(さわだふじこ)
[市井]
★★★☆

阪神大震災(1995年1月17日)の165年前に、京都でマグニチュード6.5~7の直下型地震が起きた。風化する震災の記憶に対する関西在住の時代小説家らしいの鎮魂歌か

物語●京都指物町の質屋寺田屋宗信は、人情に厚い商いぶりで町人からありがたがられていた。しかし、宗信は二十年まで、盗賊〔狐火の孫〕と異名をとった過去があった。そんな宗信のもとへ、盗品とわかる光悦茶碗が持ち込まれたことがきっかけで、盗賊長兵衛に二千五百両を強請られることになる。しかも、人質として、一人娘のお鶴を誘拐されてしまう。身命を賭けてお鶴を救おうとする宗信だが、折からの不穏な自然現象が前兆か、大地震が京の町を襲う。

装画:清水雅子
装幀:原田幸生(廣済堂)
舞台:文政十三年六月
(廣済堂出版・1500円・1995/09/15)
購入日:1996/02/07
読破日:1996/09/17

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