紅椿ノ谷 居眠り磐音 江戸双紙 

紅椿ノ谷 居眠り磐音 江戸双紙紅椿ノ谷 居眠り磐音 江戸双紙

(いねむりいわね・えどそうし・べにつばきのたに)

佐伯泰英

(さえきやすひで)
[痛快]
★★★★☆

深川六間堀の金兵衛長屋に住む浪人・坂崎磐音が活躍する『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズの第17弾。この巻でシリーズの一つのヤマ場を迎えた。今津屋吉右衛門とお佐紀の祝言が済み、奥にお佐紀が入ったことで、奥女中のおこんはほっとした思いと心の疲れ、居場所がなくなる感じが一挙にでてしまう。現在でいうところの軽いうつの症状である。恋人の苦境に胸を痛めた磐音は、リフレッシュのために温泉の旅を提案する。磐音の優しさや男らしさが出る好編。

次回作は磐音とおこんの祝言が描かれるのだろうか。

ブログ◆
2006-03-29 心の病と法師の湯
2006-03-27 大きなヤマ場を迎える「居眠り磐音」
2006-03-19 「居眠り磐音」シリーズ200万部突破

物語●両替商今津屋吉右衛門と小田原の脇本陣の娘お佐紀の祝言の準備に奔走する坂崎磐音。媒酌人を将軍家御側御用取次速水左近に依頼し、御家人の品川柳次郎と浪人竹村武左衛門に当日の夜の警固を頼む。祝言は厳粛な中にも和やかなものだった。その夜、祝いに来た三河万歳の太夫が店に隠れていて、仲間を引き込もうとする事件が起きた……。

目次■第一章 十三夜祝言/第二章 鰻屋の新香/第三章 冥加樽の怪/第四章 ふたり道中/第五章 法師の湯

カバーイラストレーション:蓬田やすひろ
カバーデザイン:泉沢光雄

時代:安永五年八月十三日
場所:深川六間堀裏、米沢町、ほか

(双葉文庫・648円・06/03/20第1刷・349P)
購入日:06/03/15
読破日:06/03/30

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