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居眠り磐音 江戸双紙 無月ノ橋

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居眠り磐音 江戸双紙 無月ノ橋居眠り磐音 江戸双紙 無月ノ橋
(いねむりいわね・えどそうし・むげつのはし)
佐伯泰英
(さえきやすひで)
[痛快]
★★★☆☆

春風駘蕩とした浪人坂崎磐音が活躍する「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズも第11弾。今度はどんな活躍ぶりを見せるか興味津々。

今回は前作『朝虹ノ島』で登場した、天神鬚の研ぎ師鵜飼百助や鳥取藩の重役の娘・織田桜子など新キャラクターを中心にしてストーリーが展開する。徳川家に不吉をもたらすという勢州村正を使った辻斬りが、磐音の仲間を襲う。なにやら先行きが気になるところ。また、恋心をぶつける桜子に振り回される磐音の困惑ぶりなども見どころか。

前作『朝虹ノ島』の伊豆での活躍ぶりが、御側御用取次速水左近を通じて、将軍家治の耳に入っているという。また、一段とスケールアップした感じだ。

◆居眠り磐音 江戸双紙シリーズ
1 『陽炎ノ辻』
2 『寒雷ノ坂』
3 『花芒ノ海』
4 『雪華ノ里』
5 『龍天ノ門』
6 『雨降ノ山』
7 『狐火ノ杜』
8 『朔風ノ岸』
9 『遠霞ノ峠』
10 『朝虹ノ島』

物語●愛刀・備前包平(びぜんかねひら)を研ぎに出していた浪人坂崎磐音は、吉岡町の研ぎ師鵜飼百助(うかいももすけ)の屋敷を訪れた。そこで御小普請支配の旗本の用人が、正宗と改鑿した勢州村正を持ち込み、権力にものを言わせて、鵜飼に研ぎを強要するが断わられる。用人は憤慨し、鵜飼に危害を加えようとしたところを磐音が助けに入る…。

目次■第一章 法会の白萩/第二章 秋雨八丁堀/第三章 金貸し旗本/第四章 おこん恋々/第五章 鐘ヶ淵の打掛け

カバーイラストレーション:蓬田やすひろ
カバーデザイン:泉沢光雄
時代:安永四年(1775)年初秋
場所:吉岡町、深川六間堀、天神橋、竜眼寺、北辻橋、法恩寺橋、両国東小路、米沢町、四谷御門、神田三崎町、八丁堀、霊南坂、表猿楽町、深川表櫓ほかほか
(双葉文庫・648円・04/11/20第1刷・347P)
購入日:04/11/18
読破日:04/12/02

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