新人賞・文庫書き下ろし新人賞・作品賞・シリーズ賞
2025年8月24日(日)、第14回日本歴史時代作家協会賞(主催:日本歴史時代作家協会)の選考会が開催され、8月26日(火)に2025年度の各賞受賞作が正式に決定しました。
受賞された作家の皆様および関係者の皆様、おめでとうございます。
また、惜しくも受賞を逃した作品も、素晴らしい作品ばかりで、候補作を読んでいる時間は時代小説好きにはたまらない至福の瞬間でした。ありがとうございます!
各部門の受賞作は以下の通りです。
● 新人賞
アグニュー恭子(あぐにゅー・きょうこ)さん『世尊寺殿の猫』(論創社)、米原 信(まいばら・しん)さん『かぶきもん』(文藝春秋)● 文庫書き下ろし新人賞
麻宮好(あさみや・こう)さん『お内儀かみさんこそ、心に鬼を飼ってます おけいの戯作手帖』(コスミック時代文庫)● 作品賞
吉森大祐(よしもり・だいすけ)さん『茨鬼 悪名奉行茨木理兵衛』(中央公論新社)● シリーズ賞
佐々木 裕一(ささき・ゆういち)さん
「新・浪人若さま 新見左近」シリーズ(双葉文庫)
「公家武者 信平」シリーズ(講談社文庫)
「この世の花」シリーズ(ハルキ文庫)● 功労賞
該当者なし
詳細は公式ページをご覧ください:

「時代小説SHOW」の中の人(理流)も、今回、新人賞・文庫書き下ろし新人賞・作品賞の選考委員を務めさせていただきました。各賞とも、それぞれ4作品の候補作から議論を重ねて受賞作を決定しています。
選考会では、選考委員長の三田誠広先生をはじめ、文芸評論家の菊池仁さん、書評家の雨宮由希夫さん、青木逸美さん、伝奇時代劇アジテーター/書評家の三田主水さん、事務局長の加藤淳さんらとともに、熱い議論を交わしました。その結果、上記の受賞作が決定しました。
また、シリーズ賞は、「新・浪人若さま 新見左近」シリーズが累計150万部突破し、「公家武者 信平」シリーズなど多くの文庫書き下ろし時代小説シリーズで活躍されている佐々木裕一さんが選ばれました。
功労者は該当者なしという結果となりました。
なお、選評は10月に開催される授賞式で配布する小冊子に掲載予定です。
また、2025年10月24日(金)には、紀伊國屋書店新宿本店にて受賞者トークショー&サイン会の開催も予定されています。
観覧を希望される方は、後日、日本歴史時代作家協会より詳細が発表されますので、ぜひご注目ください。