第163回直木賞候補に、『じんかん』、『能楽ものがたり 稚児桜』

『じんかん』2020年6月16日(月)、第163回(2020年上半期)直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会主催)の候補作品5作品が発表されました。

時代小説では、今村翔吾さんの『じんかん』(講談社)と、澤田瞳子(さわだとうこ)さんの『能楽ものがたり 稚児桜』(淡交社)の2作品が候補に入りました。

『じんかん』は、新しい視点から戦国の梟雄・松永弾正久秀の生涯を描いた長篇の歴史時代小説です。

今村さんは、『童の神』(160回)に次いで2回目の候補。

『じんかん』『能楽ものがたり 稚児桜』は、「山姥」「小鍛冶」「葵上」など、能の名作のストーリーを下敷きにした8編を収録した時代小説集です。
淡交社という、京都にある茶道美術図書の専門出版社から刊行された本が対象となるのは、異例のことだと思います。

澤田さんは、『若冲』(153回)、『火定』(158回)、『落花』(161回)に次いで、4回目の候補となります。

ほかに、伊吹有喜さんの『雲を紡ぐ』、遠田潤子さんの『銀花の蔵』、馳星周さんの『少年と犬』が候補作品に選ばれています。

選考会は7月15日(水)に行われて受賞作が決まります。
今回も時代小説から受賞作が出るといいなあと思っています。

■Amazon.co.jp
『じんかん』(今村翔吾・講談社)
『能楽ものがたり 稚児桜』(澤田瞳子・淡交社)


出典:
第163回直木賞候補に5作 『雪の鉄樹』『オブリヴィオン』の遠田潤子が初ノミネート|ほんのひきだしより
第163回直木三十五賞候補作品決定!(2020年上半期)|公益財団法人日本文学振興会より