2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

単行本

ミステリー

時代小説で清張賞受賞から21年、ミステリーで乱歩賞受賞

6月8日、第66回江戸川乱歩賞(日本推理作家協会主催)が発表されて、佐野広実(ひろみ)さんが「わたしが消える」で受賞されました。昨日の朝日新聞夕刊で、「清張賞→乱歩賞、21年経て新人賞また」の見出しで、第66回江戸川乱歩賞の受賞者の佐野さん...
南北朝・室町

第163回直木賞候補に、『じんかん』、『能楽ものがたり 稚児桜』

2020年6月16日(月)、第163回(2020年上半期)直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会主催)の候補作品5作品が発表されました。時代小説では、今村翔吾さんの『じんかん』(講談社)と、澤田瞳子(さわだとうこ)さんの『能楽ものがたり ...
人物

乱世の梟雄、松永久秀のイメージを一変させる歴史エンタメ

『じんかん』今村翔吾さんの長編時代小説、『じんかん』(講談社)を紹介します。戦国武将の松永弾正久秀は、仕えた三好家を滅ぼし、天下の将軍足利義輝を暗殺し、東大寺の大仏殿を焼き尽くしたことから、織田信長をして、「この男、人がなせぬ大悪を一生の内...
単行本

最弱ヒーロー、北一が親分に代わり、難事件を解決できるか

『きたきた捕物帖』宮部みゆきさんの長編時代小説、『きたきた捕物帖』(PHP研究所)を紹介します。コロナ禍のステイホーム生活の中で、前向きになれる活力を与えてくれた時代小説の一冊です。舞台は江戸深川。いまだ下っ端で、岡っ引きの見習いでしかない...
人物

戦国一の極悪人・松永久秀は時代が求めたヒーローなのか

『じんかん』今村翔吾さんの長編時代小説、『じんかん』(講談社)を入手しました。本書の主人公は、松永久秀。松永弾正の名でも知られています。仕えた主人を殺し、天下の将軍を暗殺し、東大寺の大仏殿を焼き尽くしたことから、織田信長をして、「この男、人...