2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

武家

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肩衝と古九谷

火坂雅志さんの『骨董屋征次郎手控 (講談社文庫)』を読了。幕末の京都、新選組、薩摩藩、加賀百万石、長崎、隠密…と惜しみなく時代小説の面白くなる要素を盛り込んでいる。それらをネタを味付け程度に、骨董という魔道にはまった男たちを描く非常に贅沢な...
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御鑓拝借―酔いどれ小籐次留書(1)

応援している競走馬タップダンスシチーが金鯱賞(きんこしょう)というレースで優勝した。重賞(GII)という大きなレースでの勝利だが、何よりも素晴らしいのは8歳、人で言えば40歳後半ぐらい(?)同期の馬たちはほとんど引退している中で、若々しい活...
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春風ぞ吹く―代書屋五郎太参る(1)

昨日、本当に久しぶりに東京ディズニーランドに行ってきた。平日ということでガラガラかと思っていたら、修学旅行生が多数来園していて活気があった。アトラクションは十数個乗れたが、期待していた「Rock Aroud the Mouse」をはじめとし...
幕末維新

安政五年の大脱走(1)

『安政五年の大脱走 (幻冬舎文庫)』を入手した。帯に、「名画『大脱走』を超える痛快、感動の娯楽大作!」とキャッチコピーが書かれていた。『大脱走』というと、スティーブ・マックイーン主演の捕虜収容所を舞台にしたアクション映画で、40代~50代の...