伝奇 二宮隆雄さんの『暗闘』についてのメモ 徳川吉宗(八代将軍)vs.徳川宗春(尾張藩主)の抗争を扱っている時代小説では、えとう乱星さんの『あばれ奉行』、佐伯泰英さんの『悲恋 密命・尾張柳生剣』、黒崎裕一郎さんの『はぐれ柳生殺人剣』『はぐれ柳生斬人剣』『はぐれ柳生無情剣』の三部作が思... 伝奇江戸痛快
伝奇 吉宗vs.宗春の抗争を描く時代小説 二宮隆雄さんの『暗闘 俊傑江戸始末(一)』を読んだ。著者の二宮さんは、ヨットマンで『海援隊烈風録』『風炎の海』『覇王の海』などの魅力的な海洋時代小説を発表されている。白石一郎さんが亡くなられた今、この分野の第一人者といえる。暗闘―俊傑江戸始... 2019.11.30 伝奇武家江戸
伝奇 尾張藩主のへそくり帳と時代小説 尾張徳川家の藩主のために、公の会計とは別に重臣が内密に確保していたお金の帳簿が、「徳川林政史研究所」(東京都豊島区)の保管資料から見つかった。(朝日新聞・2007年4月7日夕刊)より朝日新聞の今日の夕刊を読んでいたら、興味深い記事が載ってい... 伝奇江戸
伝奇 時代小説の新星、仁木英之さん 仁木英之さんの『十六夜長屋日月抄 飯綱颪』を読んだ。仁木さんは、2006年に「碭山の梨」で第十二回歴史群像大賞最優秀賞、「僕僕先生」で第十八回日本ファンタジーノベル大賞を受賞した、時代小説界、期待の新星である。(うかつなことに、文庫の『飯綱... 伝奇江戸
伝奇 東北の藩を舞台にした時代小説 高橋義夫さんの『かげろう飛脚』を読んだ。単なる御家騒動ものに終わらず、武士としての生き様を描いていて面白かった。主人公の鬼悠市の活躍ぶりも見ものだが、悠市に密命を下す奏者番の加納正右衛門、悠市の上司ながら形ばかりで秘事を知らされていない足軽... 伝奇武家江戸