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待ちに待った、年末年始休みに突入

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今年は後半になって、急に仕事が忙しくなってしまい、ブログとHPの更新がままならなくなった。「ほぼ日刊時代小説」のタイトルも返上しなくてはならないくらいのピンチだ。でも、今日から待ちに待った年末年始の休みに突入。時代小説の読書に、溜まっていた読書録書き、ブログの更新…、やりたいことは目白押しだ。

でも、その前に、家の年賀状作成が残っていた。あー、もう一仕事、がんばるか。

さて、現在、高橋義夫さんの『かげろう飛脚』を読んでいる。『眠る鬼』に続く「鬼悠市 風信帖」シリーズの第2弾である。

かげろう飛脚―鬼悠市 風信帖 (文春文庫)

かげろう飛脚―鬼悠市 風信帖 (文春文庫)

主人公の鬼悠市は、六尺豊かな巨漢で、東北の松ヶ岡藩(架空)の御家人では最も格の低い浮組(うきぐみ)の足軽である。表向きは定まった役目がなく、鳥籠をこしらえるのが仕事の職人として、養子の柿太郎とともに静かに暮らしていた。悠市が編む鳥籠は、その優美で精妙な細工から、鬼の鳥籠の名で、江戸、上方まで知られている。が、奏者番・加納正右衛門から密命を受ける裏の役目もあった。今度下った役は、分家の黒岩藩(架空)の元家老・日向杢兵衛の警護というものだった……。

藩を揺るがす事件に、鬼悠市の剣が冴える。東北の藩を舞台にした政争劇と、それに巻き込まれる下級藩士、藤沢周平作品を想起させる展開が楽しみな時代小説。