時代

人物

サムライの時代の終焉に、天はこの男・河井継之助を選んだ

秋山香乃さんの長編歴史時代小説、『龍が哭く 河井継之助』(PHP文芸文庫)を入手しました。河井継之助(かわいつぎのすけ)は、幕末の越後長岡藩の家老でした。その半生は、司馬遼太郎さんの『峠』でドラマティックに描かれたことにより、全国的に知られ...
伝奇

「2020年1月の新刊 下」をアップ

2020年1月21日から1月31日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年1月の新刊 下」を掲載しました。今回は、角川文庫から刊行される、夢枕獏さんの長編時代小説、『ヤマンタカ 上・下 大菩薩峠血風録』を紹介します。往年...
人物

女子教育の先駆けとなった津田梅子と津田仙の生涯

『梅と水仙』|植松三十里植松三十里(うえまつみどり)さんの長編小説、『梅と水仙』(PHP研究所)を紹介します。本書は、新五千円札の肖像に決まり注目される、津田塾大学の創設者津田梅子とその父・仙の波瀾万丈の生涯を描いた歴史時代小説です。佐倉藩...
人物

乱世の無常を悟った、『方丈記』作者、鴨長明の生涯を描く

梓澤要(あずさわかなめ)さんの長編歴史時代小説、『方丈の孤月 鴨長明伝』(新潮社)を入手しました。本書は、「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。 淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」で始...
戦国

賤ケ岳の七本槍が知る、八本目の槍、石田三成の本当の姿

『八本目の槍』|今村翔吾・著今村翔吾さんの長編小説、『八本目の槍』(新潮社)を紹介します。本書は、「賤ケ岳の七本槍(しずがたけのしちほんやり)」と呼ばれた、羽柴秀吉と柴田勝家の戦いで、戦功が著しい秀吉子飼いの家臣たちを描いた戦国時代小説です...