2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

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『火天の城』の山本兼一さんの取材術

日経BPの「デジタルARENA」を読んでいたら、作家の山本兼一さんのエッセイが掲載されていた。山本さんは、信長の鷹匠を描いた『戦国秘録 白鷹伝』(祥伝社)で注目され、『火天の城』(文藝春秋)で第11回松本清張賞受賞の時代小説の書き手。関係者...
作家

新人作家の応援団を務める森村誠一さん

今井絵美子さんの『雀の宿』を読み始めた。『鷺の墓』に続く瀬戸内の小藩の藩士・保坂市之進を主人公とした、連作シリーズの第2弾である。 今井さんは、2003年に「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞を受賞されて...
作家

笹沢左保さんと海洋冒険時代小説

「木枯し紋次郎」シリーズで知られる笹沢左保さん。2002年(平14)10月21日に肝細胞がんのために71歳で亡くなられた笹沢さんの遺作『海賊船幽霊丸』を読み始めた。380冊目で最後の著作となったこの作品は未完で、最終章を30年来の盟友の森村...
ブックガイド

皆川博子さんセレクションの歴史・時代小説

会社の後輩のEさんより、「週刊文春」5月11日号に掲載された「歴史小説、時代小説、偏愛セレクト50-10人の通がお薦め」の記事を教えてもらって読んだ。 山本一力さん、関川夏央さん、江夏豊さん、皆川博子さん、北方謙三さん、森まゆみさん、池上冬...
ミステリー

鈴木英治さんと剣豪小説

文庫書き下ろし剣豪小説で、活躍が著しい作家に、鈴木英治さんがいる。1999年に第1回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』(単行本刊行時に『義元謀殺』に改題)で受賞し、ハルキ文庫で『飢狼の剣』、『闇の剣』(「勘兵衛」シリーズ)、『水斬の剣』...