居眠り磐音 江戸双紙 雨降ノ山

[amazon_image id=”457566149X” link=”true” target=”_blank” size=”medium” ]雨降ノ山―居眠り磐音江戸双紙 (双葉文庫)[/amazon_image]
居眠り磐音 江戸双紙 雨降ノ山

(いねむりいわね・えどそうし・あふりのやま)

佐伯泰英

(さえきやすひで)

[痛快]
★★★☆☆☆

『陽炎ノ辻』『寒雷ノ坂』『花芒ノ海』『雪華ノ里』『龍天ノ門』に続く、浪人坂崎磐音が活躍する「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズ第6弾。佐伯さんの作品は、どのシリーズもとても読みやすい。中でも、この居眠り磐音シリーズは読み味がとくによい。親友二人と恋人の姉を亡くし、恋人と別れながらも、悲劇性を引きずらない、爽やかな主人公像によるところが大きい。

いままでほとんど印象がなかった、今津屋の内儀・お艶(えん)にスポット当てた作品。タイトルの「雨降ノ山」は、相州の大山、つまり阿夫利神社の別名をもつ石尊大権現と雨降山(あふりさん)大山寺不動尊の神仏混交の山から付けられている。

外他流(とだりゅう)の遣い手、元越後高田藩家臣釜崎弥之助や御側衆速水左近など、気になるキャラクターも登場し、ますます今後の活躍ぶりが気になるところ。

物語●六間堀の浪人坂崎磐音は、両国西広小路の両替商今津屋から、川開きの夜の接待の警護を依頼されたり、同じ長屋の水茶屋勤めのお兼の危難を救ったりと、八面六臂の大活躍。その磐音が、相州伊勢原の実家に戻る今津屋の内儀お艶と、それを送る主人吉右衛門ら一行の護衛を依頼された…。

目次■第一章 隅田川花火船/第二章 夏宵蛤町河岸/第三章 螢火相州暮色/第四章 鈴音大山不動/第五章 送火三斉小路

カバーイラストレーション:蓬田やすひろ
カバーデザイン:泉沢光雄
時代:安永三年(1774)夏
場所:六間堀、両国西広小路、伊勢原、大山、愛宕ほか
(双葉文庫・648円・03/08/20第1刷・357P)
購入日:03/08/16
読破日:03/08/18

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