2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

2019-10

伝奇

宗春の御落胤・竜之進と成瀬甲賀忍びの、最後の戦い

鳴神響一(なるかみきょういち)さんの文庫書き下ろし時代小説、『おいらん若君 徳川竜之進 昇龍』(双葉文庫)を紹介します。 尾張徳川家七代藩主宗春のご落胤徳川竜之進は、その正体を晦ますために、吉原の妓楼・初音楼で女将美咲ら成瀬甲賀忍びに育てら...

名古屋城本丸御殿で、尾張徳川家の殿様たちを想う

「尾張名古屋は城でもつ」というフレーズは、民謡伊勢音頭で唄われた「伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ 尾張名古屋は城でもつ」から来ていて、名古屋(の繁栄)は名古屋城のおかげで保たれている(もっている)という意味だそうです。 総工費150億円、1...
市井人情

「2019年10月の新刊 下」をアップ

2019年10月21日から10月31日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2019年10月の新刊 下」を掲載しました。 今回は、角川文庫から刊行される、千野隆司(ちのたかし)さんの文庫書き下ろし時代小説『新・入り婿侍商い帖』を...
人物

松阪で蒲生氏郷と本居宣長と三井高利をリスペクト

遅い夏休みをとって、名古屋へ行ってきました。あいにくの雨模様の中、今回は、三重県の松阪市(まつさかし)まで足を延ばしました。 松阪は、名古屋から近鉄特急で70分ほどで、伊勢市の手前となります。ブランド牛肉「松阪牛(まつさかうし)」と、縞柄が...
伝奇

新解釈の本能寺の変。森蘭丸を描くピカレスク小説

ハヤカワ時代ミステリ文庫の創刊第2弾、大塚卓嗣(おおつかたくじ)さんの長編歴史時代小説、『天魔乱丸』(ハヤカワ時代ミステリ文庫)を入手しました。 著者は、『天衝 水野勝成伝』『宮本伊織』『くるい咲き 越前狂乱』など、戦国時代の個性的な武将を...