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名古屋城本丸御殿で、尾張徳川家の殿様たちを想う

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名古屋城本丸御殿室内「尾張名古屋は城でもつ」というフレーズは、民謡伊勢音頭で唄われた「伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ 尾張名古屋は城でもつ」から来ていて、名古屋(の繁栄)は名古屋城のおかげで保たれている(もっている)という意味だそうです。

総工費150億円、10年の歳月をかけて行われた復元工事が完了し、2018年6月より公開が始まった、名古屋城本丸御殿を見学するのが今回の旅の目的の一つでした。

武家屋敷の様式を持ちながらも、狩野派の画、煌びやかな装飾の数々、金色の金具をふんだんに使った装飾、その豪華さと彩りの美しさは、眩いばかりです。よくぞここまで創建時のものをよみがえらせたものと感動を覚えました。

本丸御殿 | 観覧ガイド | 名古屋城公式ウェブサイト
名古屋城の公式ホームページです。城内の見所・料金・駐車場のご案内などをしております

天守閣は耐震性が低いことから、残念ながら現在閉館中でした。本丸御殿を閲覧できただけでも訪れる価値は十分ありでした。

尾張の殿様物語(図録)ミュージアムショップで、『尾張の殿様物語』を入手しました。

平成19年(2007)に、尾張徳川家初代義直襲封四百年を記念して、徳川美術館が編集発行した図録です。

尾張徳川家の歴代の殿様のプロフィール、統治のシステム、尾張徳川家の儀礼、殿様のくらしなどが豊富な図版とともに解説されています。

歴代の殿様の中では、八代将軍吉宗の時代に、倹約や緊縮政策とは真逆の、庶民を慈しんで社会や個人の能力を発揮させ、世の中を活性化させる政治方針のもと、積極的な経済政策で名古屋を繁栄させた七代藩主宗春が最も個性的です。

図録の表紙にも、奇抜な衣装に派手な頭巾を被り、長煙管をもって、牛に乗った宗春の画が描かれています。

宗春と繁栄する名古屋を描いた時代小説では、清水義範さんの『尾張春風伝』がお勧めです。

また、幕末維新の激動の時期を生き抜いた、十四代慶勝を主人公にした、奥山景布子さんの『葵の残葉』も、尾張徳川家のことがよくわかる時代小説です。
写真マニアの慶勝が撮っていた名古屋城の写真も、名古屋城の再建事業に役立ったのかなあと思いを馳せました。

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『尾張春風伝〈上〉』(清水義範・幻冬舎文庫)
『葵の残葉』(奥山景布子・文藝春秋)