2025年大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」で注目。蔦屋重三郎が登場する時代小説は?

2019-10-08

市井人情

“臆病者”の新米同心、実は勇気も度胸も満点

吉橋通夫さんの『ずくなし半左事件簿』(角川文庫)を読了しました。 信州松本藩六万石を舞台に、亡き父の跡を継いで、領内の村々を廻る郡方役所に出仕した、一人の若者を主人公にした、青春人情時代小説です。 主人公の一志半左(いつしはんざ)は、柔術と...