時代小説★2025年9月の新刊情報(単行本)

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時代小説★単行本新刊情報|2025年9月の新刊(1日→末日)

2025年9月1日から9月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書、古典日本文学の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。ピックアップした本のあらすじは、Amazon掲載の紹介文から抜粋し、編集しています。
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川越宗一さんの『大日の使徒』
「過ちとは何か」という織田信長の問いに、ルイス・フロイスは答えます。ザビエルがキリスト教を日本へもたらした当初、デウスを「大日如来(ダイニチ)」と訳したため、仏教の一派と思われていたのだ、と。
この「大日」という訳語を提案したのが、ザビエルを日本に連れてきた男・ヤジロウだといいます。では、ヤジロウとは何者だったのでしょうか。

16世紀半ば、島津貴久が治める薩摩で始まったキリスト教布教。その先に待つ運命とは――。

高瀬乃一さんの『天馬の子』
南部藩の村で育つ少女リュウは、馬と心を通わせる10歳の子です。兄を亡くし、厳しい祖父や母との生活に孤独を抱える中、仲間と集う「柳の穴」と母馬が心の拠り所でした。

ある日、馬喰の与一が現れ、見捨てられた仔馬を「天馬」になるかもしれないと告げます。獣害や飢饉、仲間や馬たちとの別れを経て、リュウと仔馬の運命は大きく動き出します。生まれや見た目に縛られずに生きられるのか――。兄の遺した言葉を胸に、少女と仔馬は困難に立ち向かい、自らの道を切り拓いていきます。

北方謙三さんの『森羅記 一 狼煙の塵』
王座が空位のまま、モンゴル帝国には権力争いによる分裂の兆しが漂っていました。クビライは祖父チンギスの足跡を追う長い旅の中で、人々の暮らしや祖父の部下たち、そして初めて目にする海に出会います。草原の果てには行き止まりではなく海が広がり、その先にも国がありました。モンゴル、高麗、南宋、日本――海を介した交易や利権争いが日常的に繰り広げられ、莫大な富を生み出していたのです。
一方その頃、日本は鎌倉時代。執権・北条時頼は水軍を持つという悲願を実現するため、着々と準備を進めていました。迫り来る大きな脅威を感じながら――。堂々たるシリーズ開幕巻です。

澤田瞳子さんの『梧桐に眠る』
天平の寧楽(奈良)、欲望うずまく平城京に投げ出されたのは、異邦人と浮浪者たちでした。
唐から来朝した袁晋卿(えんしんけい)は、国家の秘事に巻き込まれ、不安と孤独の中での生活を余儀なくされます。やがて出会った浮浪児たちと心を通わせながら、争いの渦に翻弄され生き抜いていく姿が描かれます。
精緻な筆致で描かれる物語は、衝撃のデビュー作『孤鷹の天』へとつながっていきます。

朝井まかてさんの『どら蔵』
天保の世。大坂の道具商の放蕩息子・寅蔵(とらぞう)、通称「どら蔵」は、うぬぼれた目利き自慢が災いし、奉公先に大損害を与えてしまいます。居場所を失い旅に出た先でたどり着いたのは、知恵と欲が渦巻く江戸の骨董商の世界でした。
手練れたちに揉まれながらも奮闘を重ねるどら蔵。しかし勝負はそう簡単には運びません。お宝を巡って騙され、挑み、情に流され――。果たして彼は「真物(ほんもの)」の目利きになれるのでしょうか。
魅力的なお宝と個性豊かな登場人物が勢揃い。読み終えるのが惜しくなるほどの、痛快エンターテインメント時代小説です。

住田祐さんの『白鷺立つ』
第32回松本清張賞を受賞した、異形の歴史小説です。

玉照院の師弟は“やんごとなき秘密”を抱えていました。
天明の飢饉の傷痕いまだ癒えぬ比叡山延暦寺には、失敗すれば死に至るといわれる〈千日回峰行〉に挑む二人の仏僧がいました。
歴史に名を刻もうとする闘いは、やがて業火となって叡山を飲み込んでいきます。

畠中恵さんの『あやかしたち』
雪女のお雪が長崎屋の離れに現れたかと思えば、日の本中の妖たちが一堂に集まってしまいます。勝負に負ければ、みんな追い出されてしまうのでしょうか。
さらに、場久が食べ損ねた悪夢は幽霊となり、河童の秘薬を飲んだ若だんなの身体にも異変が――。にぎやかな出来事が次々と巻き起こる、人気シリーズ第24弾です。

垣根涼介さんの『蜻蛉の夏』
織田信長が天下統一へと歩みを進めていた元亀元年(一五七〇年)、京の都でこれまで交わることのなかった「止観の道士」たちの運命が交錯します。
「水観」の円四郎、「炎観」の平助、「月観」の桂月――。
現実と幻想の狭間で揺れる自己矛盾と向き合いながら、苛烈な修行を経て手にした止観の力は、やがて織田家との戦いに大きな影響を及ぼしていきます。

!おすすめ度
:読みたい/入手したい
:新装版/復刊
:気になる/チェックしたい

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●9月1日発売 PHP研究所
『大日の使徒』 川越宗一 『大日の使徒』
●9月1日発売 太陽書房
『文学倫理学批評の視野における日本の平安朝前期物語の研究』 尹蕾 『文学倫理学批評の視野における日本の平安朝前期物語の研究』
●9月1日発売 文芸社
『鏡本歴史物語 大御所 徳川家康』 鏡本ひろき 『鏡本歴史物語 大御所 徳川家康』
『啄木鳥は三度翔んだ ―天下分け目の川中島の戦い(第四次)』 奈津乃愛音 『啄木鳥は三度翔んだ ―天下分け目の川中島の戦い(第四次)』
『竹取物語と福音書』 硲昭弘 『竹取物語と福音書』
『さきのもりひと ―古より日本を護る謎の肥前国交易一族の伝え―』 杉谷藤樹 『さきのもりひと ―古より日本を護る謎の肥前国交易一族の伝え―』
●9月2日発売 KADOKAWA
『天馬の子』 高瀬乃一 『天馬の子』
●9月3日発売 早川書房
『風起隴西 三国密偵伝』 馬伯庸 『風起隴西 三国密偵伝』
●9月5日発売 KADOKAWA
『ダ・ヴィンチ 2025年10月号(特集:作家・朝井リョウの15年)』 『ダ・ヴィンチ 2025年10月号(特集:作家・朝井リョウの15年)』
●9月5日発売 KADOKAWA・角川選書
『羽柴秀長 秀吉の天下を支えた弟』 柴裕之 『羽柴秀長 秀吉の天下を支えた弟』
『豊臣秀吉研究 上』 桑田忠親 『豊臣秀吉研究 上』
『豊臣秀吉研究 下』 桑田忠親 『豊臣秀吉研究 下』
●9月5日発売 ABCアーク
『歴史人2025年10月号(特集:新古代史! 卑弥呼と邪馬台国スペシャル)』 歴史人編集部 『歴史人2025年10月号(特集:新古代史! 卑弥呼と邪馬台国スペシャル)』
●9月5日発売 PHP研究所
『歴史街道2025年10月号(特集1「川中島合戦の謎」)』 『歴史街道』編集部編集 『歴史街道2025年10月号(特集1「川中島合戦の謎」)』
●9月5日発売 PHP研究所・PHP新書
『イザナキとイザナミの正体』 関裕二 『イザナキとイザナミの正体』
●9月5日発売 集英社
『森羅記 一 狼煙の塵』 北方謙三 『森羅記 一 狼煙の塵』
●9月5日発売 潮出版社
『梧桐に眠る』 澤田瞳子 『梧桐に眠る』
●9月8日発売 あけび書房
『山本周五郎 戦場の武士たち』 山本周五郎 『山本周五郎 戦場の武士たち』
●9月8日発売 鹿砦社
『修羅流し』 高部務 『修羅流し』
●9月8日発売 中央公論新社・中公新書ラクレ
『参勤交代のお勘定-江戸時代のヒトとカネを動かしたシステム』 久住祐一郎 『参勤交代のお勘定-江戸時代のヒトとカネを動かしたシステム』
『宮部みゆきのおすすめ本 2020-2024-in 本よみうり堂』 宮部みゆき 『宮部みゆきのおすすめ本 2020-2024-in 本よみうり堂』
●9月8日発売 朝日新聞出版・週刊朝日ムック
『歴史道 Vol.41(特集:国宝の真実)』 朝日新聞出版編集 『歴史道 Vol.41(特集:国宝の真実)』
●9月10日発売 KADOKAWA・角川新書
『後宮 殷から唐・五代十国まで』 加藤徹 『後宮 殷から唐・五代十国まで』
●9月10日発売 アーツアンドクラフツ
『奇人変人はみだし者ものがたり』 前田速夫 『奇人変人はみだし者ものがたり』
●9月10日発売 ダイヤモンド社
『かの光源氏がドラッカーをお読みになり、マネジメントをなさったら』 吉田麻子 『かの光源氏がドラッカーをお読みになり、マネジメントをなさったら』
●9月10日発売 海鳥社
『なんにも知らない義経のこと ―『義経記』による中世世界の解剖』 佐々木英治 『なんにも知らない義経のこと ―『義経記』による中世世界の解剖』
●9月10日発売 講談社
『どら蔵』 朝井まかて 『どら蔵』
●9月10日発売 文藝春秋
『白鷺立つ』 住田祐 『白鷺立つ』
『陰態の家 夢枕獏超越的物語集』 夢枕獏 『陰態の家 夢枕獏超越的物語集』
●9月11日発売 小学館・P+D BOOKS
『古河力作の生涯』 水上勉
●9月11日発売 松柏社
『巌流の里』 森田健司 『巌流の里』
●9月11日発売 静山社
『チーム豊臣!』 楠木誠一郎 『チーム豊臣!』
●9月11日発売 本の雑誌社
『本の雑誌508号2025年10月号(特集:本は聴くもの!?)』 本の雑誌編集部編集 『本の雑誌508号2025年10月号(特集:本は聴くもの!?)』
●9月12日発売 原書房
『計算道具の歴史:石、そろばんから電卓まで』 キース・ヒューストン 『計算道具の歴史:石、そろばんから電卓まで』
●9月12日発売 致知出版社
『福翁百話』 福沢諭吉 『福翁百話』
●9月12日発売 朝日新聞出版・朝日新書
『セツと八雲』 小泉凡 『セツと八雲』
●9月12日発売 宝島社
『小泉八雲とセツ その言葉と人生』 四條たか子 『小泉八雲とセツ その言葉と人生』
●9月16日発売 論創社・論創ノベルス
『風狂講釈師 志道軒 人情江戸灯り』 高妻秀樹 『風狂講釈師 志道軒 人情江戸灯り』
●9月17日発売 郁朋社
『刀匠伯耆安綱と童子切』 八尾正己 『刀匠伯耆安綱と童子切』
●9月17日発売 集英社
『小説すばる 2025年(10月号』
●9月17日発売 集英社・集英社新書
『「日本文化論」はどう創られてきたか 戦時下のモンタージュ』 大塚英志
●9月17日発売 東京美術
『もっと知りたい小泉八雲』 小泉八雲記念館
●9月18日発売 Gakken
『まんがで読む小泉八雲「怪談」』 池田雅之監修 『まんがで読む小泉八雲「怪談」』
『八雲さんとセツさんの怖い話。』 小泉八雲原著
●9月18日発売 郁朋社
『日本における明治初期の鉄製蒸気船の建造について-レーマン兄弟の功績-』 美馬佳正 『日本における明治初期の鉄製蒸気船の建造について-レーマン兄弟の功績-』
『黒船爆沈-ノッサ・セニョーラ・ダ・グラサ号事件-』 竹尾竜一 『黒船爆沈-ノッサ・セニョーラ・ダ・グラサ号事件-』
●9月18日発売 光文社・光文社新書
『小泉八雲 「見えない日本」を見た人』 畑中章宏 『小泉八雲 「見えない日本」を見た人』
●9月18日発売 講談社
『普天を我が手に 第二部』 奥田英朗
●9月18日発売 講談社・講談社現代新書
『秀吉を天下人にした男 羽柴秀長 大大名との外交と領国統治』 黒田基樹 『秀吉を天下人にした男 羽柴秀長 大大名との外交と領国統治』
●9月18日発売 実業之日本社
『明治大正凸凹地図で訪ねる東京』 内田宗治 『明治大正凸凹地図で訪ねる東京』
『あやかしたち』 畠中 恵 『あやかしたち』
●9月18日発売 新潮社
●9月18日発売 新潮社・新潮新書
『古事記の正体』 関 裕二 『古事記の正体』
●9月18日発売 朝日新聞出版
『小説TRIPPER (小説トリッパー) 2025年 秋号』 朝日新聞出版編集
●9月19日発売 岩波書店
『百武三郎日記 侍従長が見た昭和天皇と戦争 2 日記 昭和14年1月~16年12月』 古川隆久他編
●9月19日発売 小学館
『蜻蛉の夏』 垣根涼介
●9月19日発売 星海社・星海社新書
『小説家デビュー1年目の教科書』 額賀澪
●9月19日発売 中央公論新社
『名探偵 円朝-明治の地獄とマイナイソース』 愛川晶
『数えずの井戸』 京極夏彦
『八雲とセツを追いかけて-神様と妖怪に出会う旅-松江・境港・出雲』 譽田亜紀子
●9月19日発売 文藝春秋・文春新書
『亡国のエリートたち 昭和陸海軍の錯誤』 保阪正康他
●9月20日発売 あけび書房
『山本周五郎 岡場所の女たち』 山本周五郎 『山本周五郎 岡場所の女たち』
●9月22日発売 講談社
『小説 現代 2025年10月号』
●9月22日発売 祥伝社
『小説NON 2025年 10 月号』
●9月24日発売 エクスナレッジ
『作家の住まいと暮らし詳説絵巻』 建築知識編集
●9月24日発売 郁朋社
『花蔵の乱-雪斎と今川義元-』 田島高分 『花蔵の乱-雪斎と今川義元-』
●9月25日発売 フィルムアート社
『おんなじものが、違ってみえる 江戸と漫画とボーイズラブと』 紗久楽さわ
●9月25日発売 笠間書院
『和泉式部日記』 小谷野純一 『和泉式部日記』
●9月25日発売 祥伝社
『紗久楽さわ画集 纏 -まとひ-』 紗久楽さわ
●9月25日発売 新潮社
『家守綺譚 上』 近藤 ようこ 『家守綺譚 上』
『家守綺譚 下』 近藤 ようこ 『家守綺譚 下』
●9月25日発売 図書出版みぎわ
『乱歩ラビリンス: 池袋から人外境まで』 立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター編 『乱歩ラビリンス: 池袋から人外境まで』
●9月26日発売 KADOKAWA
『父、正史 母、孝子 日本ミステリの巨匠・横溝正史と家族、仲間、そして末娘』 野本瑠美
●9月26日発売 講談社
『口訳 太平記 ラブ&ピース』 町田康
●9月26日発売 小学館
『真・侍伝 YAIBA (3)』 江橋よしのり
●9月26日発売 文藝春秋
『玉三郎の「風を得て」』 真山仁 『玉三郎の「風を得て」』
●9月29日発売 春陽堂書店
『安吾疾風伝 ー放浪篇ー』 七北数人 『安吾疾風伝 ー放浪篇ー』
●9月29日発売 白秋社
『花魁仕置人 藤紫』 家田荘子
●9月30日発売 中央公論新社
『怪談(ラフ化ディオ・ハーン原著)』 つのだじろう

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