2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

[A7] おすすめ時代小説はコレだ!

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[A] 活字が苦手でドラマをよく見るあなたには

テレビに舞台に映画に人気の集まる鬼平シリーズ

鬼平犯科帳『鬼平犯科帳』全24巻
池波正太郎著
文春文庫

活字を読むのが苦手だったら、まず、フジテレビのドラマ「鬼平犯科帳」を見てください(といっても今は放映中じゃないので、時代劇専門チャンネルかDVDでご覧ください)。
シャープな映像美と中村吉右衛門さんの洒脱さ、ステレオタイプの勧善懲悪の枠に収まらないストーリー展開で虜になるはずです。

ドラマを楽しんだら、原作本を手に取って、物語の世界にどっぷりと浸かりましょう。
池波さんの文体は会話が多く、改行が多く、活字が苦手な方もすいすい読めます。
江戸時代を舞台にしながも、人物描写は現代に通じるものがあって、古くて新しい人間ドラマが大いに楽しめます。

斬り捨て御免の権限を持つ幕府の火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵。盗賊たちには“鬼の平蔵”と恐れられている。しかしその素顔は義理も人情も心得た苦労人である。彼を主人公に、さまざまな浮世の出来事を描き出し、新感覚の時代小説として多くのファンをもち、テレビに舞台に映画に人気の集まる鬼平シリーズ。

「フィルム・ノワール」(暗黒街のギャングを主人公にしたフランス映画)のようだ、と評した人もいました。おいしそうな食べ物がでてくるのも魅力です。
ぼくは、「鬼平」で時代小説にハマりました。恩人のような大切な作品です。

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『御宿かわせみ 秘曲』(平岩弓枝・文春文庫)
『密命 見参! 寒月霞斬り』(佐伯泰英・祥伝社文庫)

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