単行本

人物

永代橋を架け、江戸経済を変えた「狼」と呼ばれた男の生涯

『商う狼 江戸商人杉本茂十郎』永井紗耶子(ながいさやこ)さんの長編歴史時代小説、『商う狼 江戸商人杉本茂十郎』(新潮社)を紹介します。文化四年(1807)八月、富岡八幡宮の祭礼の日に起こった悲劇、永代橋崩落事故については多くの犠牲者を出した...
人物

義昭か、信長か。本能寺の変の10年前の、光秀の選択とは

『光秀の選択』鈴木輝一郎さんの長編歴史小説、『光秀の選択』(毎日新聞出版)を入手しました。大河ドラマ「麒麟がくる」のおかげで、明智光秀を描く歴史時代小説が多く刊行されて、時代小説ファンとしては、喜ばしいばかりです。光秀本のリストとブックガイ...
ミステリー

御駕籠之者久兵衛、愛する者を救うため、江戸の町を逃走する

『へんぶつ侍、江戸を走る』亀泉きょう(かめいずみきょう)さんの長編時代小説、『へんぶつ侍、江戸を走る』(小学館)を紹介します。亀泉さんは、1984年京都市生まれの新人作家で、本書は著者のデビュー作になります。タイトルの「へんぶつ侍」は、「へ...
人物

永代橋崩落で妻子を失うも、江戸の繁栄に生涯を捧げた風雲児

『商う狼 江戸商人杉本茂十郎』永井紗耶子(ながいさやこ)さんの長編歴史時代小説、『商う狼 江戸商人杉本茂十郎』(新潮社)を入手しました。著者は、プロフィールによると、新聞社の記者を経て、フリーランスのライターとなり、2010年、「恋の手本と...
ミステリー

オタクの御駕籠之者が、幕閣を揺るがす大事件の渦中に

『へんぶつ侍、江戸を走る』亀泉きょう(かめいずみきょう)さんの長編時代小説、『へんぶつ侍、江戸を走る』(小学館)を献本いただきました。著者は、1984年京都市生まれで、本書がデビュー作になります。小学館が、この夏、一押しの新人作家ということ...