2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

武家

エッセイ

妻の死、絶望のなかで生まれた、藤沢周平作品が読みたい

『藤沢周平 遺された手帳』藤沢周平さんのひとり娘、遠藤展子(えんどうのぶこ)さんが、父の遺した手帳をまとめて解説した、『藤沢周平 遺された手帳』(文春文庫)を紹介します。最近、新作時代小説を追うのにかまけて、藤沢周平作品から遠ざかっていまし...
単行本

第26回中山義秀文学賞候補作決定。11月に公開最終選考会

9月14日(月)、第26回中山義秀文学賞(主催:中山義秀顕彰会、共催:白河市および中山義秀記念文学館)の第二次選考会において、最終候補3作品が決定しました。今村翔吾さんの『八本目の槍』(新潮社)、木下昌輝さんの『まむし三代記』(朝日新聞出版...
お悔やみ

「無茶の勘兵衛日月録」シリーズの作家・浅黄斑さん、死去

時代小説「無茶の勘兵衛日月録」シリーズなどで知られる、作家の浅黄斑(あさぎまだら)さんが、9月5日に死亡していたことが9月12日に東京新聞のWebサイトで報道されました。74歳でした。神戸市生まれの浅黄さんは関西大卒業後、会社員を経て作家デ...
人物

若き日の信長のライバルで理解者、実弟織田信行の真実

『信長を生んだ男』霧島兵庫(きりしまひょうご)さんの長編歴史時代小説、『信長を生んだ男』(新潮文庫)を入手しました。安倍首相の後継を決める、自民党総裁選の立候補者の顔ぶれを、戦国時代に置き換えるとどういうことなのか、妄想をが膨らみました。織...
ミステリー

伝説の火消を失った大火から十八年。炎の中から現れた男は?

『襲大鳳(上) 羽州ぼろ鳶組』今村翔吾さんの大人気時代小説シリーズの第10弾、『襲大鳳(上) 羽州ぼろ鳶組』(祥伝社文庫)を入手しました。「羽州ぼろ鳶組」シリーズを手に取ると、毎回、表紙装画にドキドキさせられます。北村さゆりさんが描くイラス...