伝奇 乱歩賞作家翔田寛さんの時代小説新シリーズ 翔田寛(しょうだ・かん)さんの『やわら侍・竜巻誠十郎 五月雨の凶刃』を読んだ。翔田さんは『誘拐児』(終戦直後を舞台にしたミステリーで時代小説ではない)で、第54回江戸川乱歩賞を受賞した、気鋭のミステリー作家。時代小説には、幕府お抱えの奥絵師... 2020.05.18 伝奇江戸痛快
伝奇 お茶目な将軍吉宗が魅力の伝奇捕物小説 今もっとも、次回作が楽しみなシリーズの一つに、「兵庫と伊織の捕物帖」がある。小松左京賞受賞作家の伊藤致雄(いとうむねお)さんの時代小説シリーズである。『吉宗の偽書』『蜻蛉切り』に続くシリーズ第三弾の『吉宗の推理』も何とも魅力的な作品に仕上が... 伝奇捕物江戸
伝奇 江戸遷都をめぐる幕府vs.朝廷の抗争 南原幹雄さんの『天皇家の忍者(しのび)』を読んだ。天皇家の忍者(しのび) (角川文庫)作者: 南原幹雄,深津真也出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/08/25メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見... 2019.12.14 伝奇江戸
伝奇 アル中の家老が主人公の傑作時代小説 羽太雄平(はたゆうへい)さんの『家老脱藩 与一郎、江戸を行く』を読んだ。『峠越え』『新任家老 与一郎』に続く、「与一郎」の第三弾である。このシリーズの魅力の一つは、主人公が家老という設定。もっとも、第一作の『峠越え』では筆頭家老榎戸弥次郎衛... 2020.05.31 伝奇武家江戸
伝奇 スケールが大きな伝奇時代小説『国禁』 上田秀人さんの『国禁』を読んだ。幕府奥右筆組頭の立花併右衛門と、立花家の隣家の次男で剣術遣いの柊衛悟が活躍する「奥右筆秘帳」シリーズの第2作目である。国禁 (講談社文庫 う 57-2 奥右筆秘帳)作者: 上田秀人出版社/メーカー: 講談社発... 伝奇幕末維新痛快