市井人情

市井人情

太田太、将軍側室の実父日啓上人の息がかかる寺の不正を暴く

『新地奉行 太田太田太 老中の密命』山田剛(やまだたけし)さんの文庫書き下ろし時代小説、『新地奉行 太田太田太 老中の密命』(コスミック・時代文庫)を献本いただきました。江戸市中のあらゆる屋敷を管理する「新地奉行」の職務に就いた旗本、太田太...
単行本

最弱ヒーロー、北一が親分に代わり、難事件を解決できるか

『きたきた捕物帖』宮部みゆきさんの長編時代小説、『きたきた捕物帖』(PHP研究所)を紹介します。コロナ禍のステイホーム生活の中で、前向きになれる活力を与えてくれた時代小説の一冊です。舞台は江戸深川。いまだ下っ端で、岡っ引きの見習いでしかない...
市井人情

江戸目明かし総元締を継いだ元侍が、とことん悪を追い詰める

『初めての梅 船宿たき川捕り物暦』樋口有介さんの長編時代小説、『初めての梅 船宿たき川捕り物暦』(祥伝社文庫)を入手しました。前作『変わり朝顔』では、浪人真木倩一郎(まさきせいいちろう)は、奥州白河藩主松平定信からの仕官要請を断りましたが、...
人物

「2020年6月の新刊(単行本)」をアップ

2020年6月1日から6月30日の間に、単行本(ソフトカバー含む)で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年6月の新刊(単行本)」を掲載しました。今月は、中央公論新社から刊行される、吉川永青(よしかわながはる)さんの『憂き夜に花を』を...
単行本

二人の「きたさん」が事件を通して成長していく人情捕物帖

『きたきた捕物帖』宮部みゆきさんの長編時代小説、『きたきた捕物帖』(PHP研究所)を献本いただきました。多くの時代ミステリーを発表してきた著者ですが、「捕物帖」とタイトルに入る作品は、本書が初めてです。「私がずっと書きたかった捕物帖」「生涯...