2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

市井人情

市井人情

江戸目明かし総元締を継いだ元侍が、とことん悪を追い詰める

『初めての梅 船宿たき川捕り物暦』樋口有介さんの長編時代小説、『初めての梅 船宿たき川捕り物暦』(祥伝社文庫)を入手しました。前作『変わり朝顔』では、浪人真木倩一郎(まさきせいいちろう)は、奥州白河藩主松平定信からの仕官要請を断りましたが、...
人物

「2020年6月の新刊(単行本)」をアップ

2020年6月1日から6月30日の間に、単行本(ソフトカバー含む)で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年6月の新刊(単行本)」を掲載しました。今月は、中央公論新社から刊行される、吉川永青(よしかわながはる)さんの『憂き夜に花を』を...
単行本

二人の「きたさん」が事件を通して成長していく人情捕物帖

『きたきた捕物帖』宮部みゆきさんの長編時代小説、『きたきた捕物帖』(PHP研究所)を献本いただきました。多くの時代ミステリーを発表してきた著者ですが、「捕物帖」とタイトルに入る作品は、本書が初めてです。「私がずっと書きたかった捕物帖」「生涯...
市井人情

「2020年6月上旬の新刊(文庫)」をアップ

『新酒番船』|光文社文庫2020年6月1日から6月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年6月上旬の新刊(文庫)」を掲載しました。今回は、光文社文庫から刊行される、佐伯泰英さんの『新酒番船(しんしゅばんふね)』を取...
剣豪

落胤の若侍と目明しの娘の出会いは、幕府の闇を抉る捕物劇に

『変わり朝顔 船宿たき川捕り物暦』樋口有介(ひぐちゆうすけ)さんの初の時代小説、『変わり朝顔 船宿たき川捕り物暦』(祥伝社文庫)を紹介します。本書は、2007年にちくま文庫から刊行された『船宿たき川捕物暦』を改題して祥伝社文庫より復刊したも...