市井人情

市井人情

深川への愛情に満ちた時代小説

山本一力さんの『欅しぐれ』を読んだ。老舗履物問屋・桔梗屋太兵衛と渡世人の猪之吉の男と男の友情、深川の市井に暮らす人々の人情を小気味よく描いた作品である。欅しぐれ (朝日文庫)作者: 山本一力出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/...
剣豪

子育て侍―酔いどれ小籐次の新展開

佐伯泰英さんの『子育て侍』を読んだ。来島水軍流の遣い手で、御鑓拝借で一躍江戸の町の名物人となった、赤目小籐次が活躍する「酔いどれ小籐次留書」シリーズの第七弾である。子育て侍―酔いどれ小籐次留書 (幻冬舎文庫)作者: 佐伯泰英出版社/メーカー...
ユーモア

落語好きにおすすめの時代小説

六道慧さんの『千両花』を読んだ。『明烏』に続く、「いろは双六屋」シリーズの第二弾である。笑いで江戸の世直しをキャッチフレーズに行動する伊之助、浜吉、禄太郎の「いろは世直し組」。千両花―いろは双六屋 (徳間文庫)作者: 六道慧出版社/メーカー...
市井人情

ジーンと心が温かくなる珠玉の時代小説

安住洋子(あずみようこ)さんの『しずり雪』を読んだ。切なくて、それでいて後に心温まる余韻を残す時代小説に出合い、今、とてもいい気分である。しずり雪 (小学館文庫)作者: 安住洋子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/01/06メディ...
ユーモア

笑いで世直し、落語に題材をとった時代小説

南伸坊さんの装画にひかれて、六道慧(りくどうけい)さんの『明烏(あけがらす)』を読んだ。いろは双六屋 明烏 (徳間文庫)作者: 六道慧出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2006/08メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ...