2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

市井人情

市井人情

学問一筋の用心棒が花街を守る、深川人情シリーズ第4弾

荒崎一海(あらさきかずみ)さんの文庫書き下ろしシリーズの第四弾、『九頭竜覚山 浮世綴(四) 小名木川(おなきかわ)』(講談社文庫)を入手しました。主人公の九頭竜覚山(くずりゅうかくざん)は、出雲国松江藩十八万六千石松平家の食客のような存在で...
市井人情

育ての親の稼業を継ぎ、お市は深川で私立探偵を始める

『よろず屋お市 深川事件帖』誉田龍一(ほんだりゅういち)さんの文庫書き下ろし時代小説、『よろず屋お市 深川事件帖』(ハヤカワ時代ミステリ文庫)を紹介します。著者は、「大目付光三郎」「御庭番闇日記」など痛快な活躍が楽しめるシリーズや、「日本一...
市井人情

事件の裏に絶世の美女が。前代未聞の町会所強奪事件

今年7月に亡くなったことが先日発表された、佐藤雅美(さとうまさよし)さんの人気シリーズの最新文庫作品、『美女二万両強奪のからくり 縮尻鏡三郎』(文春文庫)を紹介します。「縮尻鏡三郎(しくじりきょうざぶろう)」は、「物書同心居眠り紋蔵」「八州...
市井人情

新入り店子は人気戯作者。鯖猫長屋に新たな厄介事が……。

田牧大和さんの文庫書き下ろし時代小説シリーズの最新刊、『鯖猫長屋ふしぎ草紙(七)』(PHP文芸文庫)を入手しました。根津権現近く、宮永町の「鯖猫長屋」を舞台に繰り広げられる謎と人情にあふれる人気シリーズの第七弾です。背中の鯖縞柄が美しい雄の...
剣豪

ずっと読んでいたい!「取次屋栄三」シリーズ完結

岡本さとるさんの文庫書き下ろし時代小説、『忘れ形見 取次屋栄三』(祥伝社文庫)を入手しました。町人と武家の間を取り次いで、厄介ごとを解決する取次屋を生業にする秋月栄三郎が活躍する、痛快時代小説シリーズ。2010年12月に第1巻『取次屋栄三郎...