2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

蝦夷

単行本

第170回直木賞は、河崎秋子さん、万城目学さんのW受賞

1月17日(水)、第170回直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会主催)の選考会が開催され、河崎秋子(かわさきあきこ)さんの『ともぐい』(新潮社)と万城目学(まきめまなぶ)さんの『八月の御所グラウンド』(文藝春秋)が受賞作に決まりました!...
人物

すべては人のために。富山売薬と調所広郷の心を打つ物語

『富山売薬薩摩組』|植松三十里|エイチアンドアイ 植松三十里さんの『富山売薬薩摩組』(エイチアンドアイ)は、徳川幕府が敷いた幕藩体制に揺らぎが生じてきて江戸後期を舞台にした歴史小説です。 本書に登場する薩摩藩家老の調所広郷(ずしょひろさと)...
人物

維新、殿が抗戦中に、無血開城を果たした桑名藩の物語

『尽くす誠の桑名藩の維新』|百舌鳥遼|人間社 百舌鳥遼(もず・りょう)さんの長編歴史小説、『尽くす誠の桑名藩の維新』(人間社)を紹介します。 著者は、1975年三重県生まれ。2007年、深水聡之名義で、『妖異の棲む城 大和筒井党異聞』で、歴...
剣豪

くらまし屋を追撃する暗黒街の凄腕たち。惣一郎にも好敵手が

『風待ちの四傑 くらまし屋稼業 8』|今村翔吾|時代小説文庫 今村翔吾さんの文庫書き下ろし時代小説、『風待ちの四傑 くらまし屋稼業 8』を紹介します。 本書は、飴細工屋を表稼業をもつ堤平九郎らが、依頼人のために命を賭けて、この世から人を晦(...
人物

第12回「本屋が選ぶ時代小説大賞」の候補作5作品を発表

第12回「本屋が選ぶ時代小説大賞」の候補作5作品が発表になりました。 2021年10月1日~2022年9月30日に発表された単行本の中から、文芸評論家の縄田一男さん、末國善己さん、大矢博子さんの3氏の推薦をもとに、候補作5作品が決定しました...