武家 青に候―センチメンタリズムが魅力の時代小説 志水辰夫(しみずたつお)さんの時代小説『青に候(あおにそうろう)』を読んだ。私が時代小説専門になる以前に、ハードボイルド・冒険小説のジャンルを中心に読んでいた時期があった。その当時(今から二十年前か)、もっとも愛読していた作家が志水さんであ... 武家痛快
幕末維新 剣から大砲、連発短銃へ―波濤の時代の防人 佐伯泰英さんの『海戦 交代寄合伊那衆異聞』を読む。信州伊那谷千四百十三石の旗本・交代寄合衆座光寺家の若き当主・座光寺藤之助為清が活躍するシリーズ第11弾である。相変わらず快調なペースで著作を続けられている。海戦 交代寄合伊那衆異聞 (講談社... 2020.01.16 幕末維新痛快
江戸 山手樹一郎ワールドへ誘う痛快な時代小説 鳴海丈(なるみたけし)さんの『ぼんくら武士道』を読んだ。鳴海丈さんというと、大人向けの時代小説の書き手というイメージがあって、その作品を今までほとんど読んでこなかった。しかしながら、PHP文庫の書き下ろし時代小説としてリリースされた本書は、... 江戸痛快
幕末維新 黒船騒乱の渦中で、部屋住剣士が活躍する痛快小説 その後も歯科治療を続けている。差し歯は仮歯を入れるが、接着が弱かったために、またぐらつきだして、ついには外れてしまう。ちょうどイベントの打ち上げの帰り、夜10時過ぎに駅のホームで電車を待っているときのこと。外れた歯を口から取り出して保管しよ... 2020.01.14 幕末維新痛快
伝奇 「やわら侍」の痛快な活躍で、歯の憂いを忘れる 2週間ぐらい前から前歯の差し歯に違和感があったが、歯医者さんが苦手でそのままにしていた。そしてついに木曜日にランチを食べた後から、差し歯がグラグラとして鈍い痛みを感じるようになった。「ヤバイ」と思い、金曜日の午前中に数年前に差し歯を入れても... 伝奇江戸痛快