2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

芸道

人物

江戸囲碁史に名を残す井上幻庵の少年時代と師の鬼因徹を描く

『幻庵 上』百田尚樹(ひゃくたなおき)さんの長編歴史時代小説、『幻庵 上』(文春文庫)を入手しました。本書は、上中下の三分冊で構成される、長編囲碁時代小説です。江戸後期に活躍し、囲碁史にその名を残す、井上幻庵因碩(いのうえげんなんいんせき)...
人物

「2020年8月上旬の新刊(文庫)」をアップ

『幻庵 上・中・下』|文春文庫2020年8月1日から8月10日の間に、文庫で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2020年8月上旬の新刊(文庫)」を掲載しました。今回は、文春文庫の新刊、百田尚樹(ひゃくたなおき)さんの『幻庵 上・中・下』を...
ミステリー

絵師写楽の謎に迫る、レジェンド作家の幻の長編、遂に文庫化

『写楽』皆川博子さんの長編時代小説、『写楽』(角川文庫)を入手しました。謎に満ちた浮世絵師・東洲斎写楽を描く時代小説には、杉本章子さんの『写楽まぼろし』、泡坂妻夫さんの『写楽百面相』など、復刊してほしい、優れた作品が少なくありません。寛政5...
市井人情

元歌舞伎の女方で、長唄の師匠・音四郎には、秘密がいっぱい

『音四郎稽古屋手控 音わざ吹き寄せ』奥山景布子(おくやまきょうこ)さんの連作時代小説、『音四郎稽古屋手控 音わざ吹き寄せ』(文春文庫)を入手しました。著者は、幕末の歴史に大きくかかわった、美濃高須藩主の家に生まれた四人の兄弟を描いた『葵の残...
ミステリー

時代小説で清張賞受賞から21年、ミステリーで乱歩賞受賞

6月8日、第66回江戸川乱歩賞(日本推理作家協会主催)が発表されて、佐野広実(ひろみ)さんが「わたしが消える」で受賞されました。昨日の朝日新聞夕刊で、「清張賞→乱歩賞、21年経て新人賞また」の見出しで、第66回江戸川乱歩賞の受賞者の佐野さん...