シェア型書店「ほんまる 神保町」に時代小説SHOWの棚ができました

ミステリー

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狩野派の奥絵師がヒーロー

翔田寛(しょうだかん)さんの『眠り猫』を読んだ。サブタイトルに「奥絵師・狩野探信なぞ解き絵筆」と付けられているように、徳川家に仕える奥絵師狩野探信守道が主人公。探信は、徳川幕府最初の御用絵師、狩野探幽の直系で、鍛冶橋狩野家の家柄だ。江戸狩野...
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最近気になる時代小説家、稲葉稔さん

最近気になる時代小説家の一人に、稲葉稔さんがいる。ちょうど、講談社文庫書き下ろしで、『闇夜の義賊』が発行されたので早速読んでみた。 闇夜の義賊 武者とゆく(二) (講談社文庫) 作者: 稲葉稔 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2006...
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江戸期の歯科事情がわかる時代小説

和田はつ子さんの『葉桜慕情』を読む。〈いしゃ・は・くち〉を営む口中医藤屋桂助を主人公とする捕物シリーズの第四弾である。 口中医桂助事件帖 葉桜慕情〔小学館文庫〕 作者: 和田はつ子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2006/10/06...
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歯はきれいにしなきゃ

和田はつ子さんの『葉桜慕情』を読み始めた。〈いしゃ・は・くち〉を開業している藤屋桂助が見事な推理を披露して難事件を解決する「口中医桂助事件帖」シリーズの第4弾である。 口中医桂助事件帖 葉桜慕情〔小学館文庫〕 作者: 和田はつ子 出版社/メ...
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京極小説の時代小説性

京極夏彦さんの『邪魅の雫』を読み始めた。京極堂シリーズの待望の新作である。新書判サイズで文字が二段組で800ページに及ぶ大長篇。今回もインパクトのあるブロック本スタイル。組版レイアウトも作者の京極さんが担当されている。 邪魅の雫 (講談社ノ...