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明治

捕物

明治を舞台にした『幕末あどれさん』の続編

何ともウカツだった。松井今朝子さんの『銀座開化おもかげ草紙』を読んでいたが、終章近くまで『幕末あどれさん』の続編であることに気づかなかった。読み始めたときから、主人公久保田宗八郎の名前とキャラクター設定に、どこかなじみがあるような既視感を抱...
明治

江戸文化歴史検定前に、なぜか気になる明治のこと

江戸文化歴史検定の受検票が届いたからだろうか、もっと江戸の勉強をしなきゃという強迫観念に駆られる。1級の公式テキストである『江戸博覧強記』がまだ1/3ぐらいしか読めていないことも焦りの原因かもしれない。 江戸博覧強記 上級編 (江戸文化歴史...
市井人情

骨董を題材に文明開化の京を描く

火坂雅志さんの『骨董屋征次郎京暦』を読んだ。火坂さんは、2009年のNHK大河ドラマの原作者として注目されていて、戦国時代のヒーローを主人公にした傑作歴史時代小説を多く書かれている。歴史上の人物に現代的な視点からスポットを当ててドラマティッ...
市井人情

牛鍋屋を営む夫婦を描いた時代小説

平山壽三郎さんの『明治ちぎれ雲』を読み始めた。平山さんは、『東京城残影』で第九回時代小説大賞を受賞された時代小説家。その後、『明治おんな橋』を刊行され、本作品で明治三部作といったところ。 明治ちぎれ雲 (講談社文庫) 作者: 平山壽三郎 出...
捕物

明治を舞台にした捕物小説と雅号

坂口安吾の『勝海舟捕物帖』を読んでいる。冒頭の「読者への口上」で作者により明かされているように、この捕物帖は五段からできている。 勝海舟捕物帖 (人物文庫) 作者: 坂口安吾 出版社/メーカー: 学陽書房 発売日: 2006/09 メディア...