2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

明治

人物

女子教育の先駆けとなった津田梅子と津田仙の生涯

『梅と水仙』|植松三十里植松三十里(うえまつみどり)さんの長編小説、『梅と水仙』(PHP研究所)を紹介します。本書は、新五千円札の肖像に決まり注目される、津田塾大学の創設者津田梅子とその父・仙の波瀾万丈の生涯を描いた歴史時代小説です。佐倉藩...
大正・昭和

川越宗一さん、『熱源』で第162回直木賞受賞

第162回直木三十五賞(日本文学振興会主催)の選考委員会が2020年1月15日(水)午後4時より築地・新喜楽で開催され、候補作5作品の中から川越宗一さんの『熱源』が受賞作に決まりました。『熱源』は、樺太を舞台に、明治から大正にかけて激動の時...
ミステリー

泉鏡花の「化鳥」創作秘話を描く、明治金沢ミステリ

石川県能美市在住の剣町柳一郎(つるぎまちりゅういちろう)さんから、『泉鏡花繚乱 化鳥外伝(けちょうがいでん)』(一起舎)を献本いただきました。剣町さんは、時代小説同人誌「櫻坂」を刊行されていて、『鞘師勘兵衛の義』でちよだ文学賞優秀賞、『かざ...
人物

新五千円札で話題。女子教育の先駆け、津田梅子の波瀾の生涯

植松三十里(うえまつみどり)さんの長編時代小説、『梅と水仙』(PHP研究所)を献本いただきました。2024年(令和六年)発行予定の新五千円紙幣に肖像が用いられることが発表されて、注目される津田梅子。津田塾大学の創立者として、女子教育の先駆け...
市井人情

妖怪鳥居耀蔵と若き能楽師が、明治の東京で事件を解決

澤田瞳子(さわだとうこ)さんの時代小説、『名残の花』(新潮社)を入手しました。徳川幕府の終焉とともに幽閉先から東京に戻った妖怪、鳥居耀蔵が活躍する時代小説です。晩年の鳥居耀蔵を描いた作品としては、風野真知雄さんのデビュー作でもある『黒牛と妖...