幕末維新会津人の誇りと戊辰戦争 戊辰戦争を描いた時代小説は白虎隊の話など、悲惨そうで食わず嫌いのところがあった。そんな苦手意識を変えてくれたのが、中村彰彦さんの時代小説。会津藩士たちの生き様の過酷さを感情的に描くのではなく、史料を丹念に掘り起こして美しい小説に紡ぎ出してい... 2020.05.16幕末維新武家
幕末維新アームストロング砲と佐賀藩 彰義隊の戦いについて調べているうちに、アームストロング砲のことが気になりだして、『アームストロング砲』(司馬遼太郎著)を入手した。アームストロング砲は、幕末随一の科学先進藩、佐賀藩で製造された高性能大砲のことで、彰義隊の戦いをわずか半日で壊... 2020.09.26幕末維新武家
市井人情「御宿かわせみ」の第二世代 平岩弓枝さんの『鬼女の花摘み 御宿かわせみ30』を読了。久々に読んだこともあるが、自分と同じように、登場人物たちも年を重ねたんだなあとしみじみと思った。 るいや東吾、畝源三郎、麻生宗太郎らの子どもたちが、ただ成長したばかりでなく、立派に主役...市井人情幕末維新捕物
市井人情御宿かわせみの不思議 久々に『鬼女の花摘み 御宿かわせみ30』を読んでいる。物語の舞台となっている時代はいつなのか? おるいや東吾たちの年齢はいくつになったのか? 軍艦操練所に通っている東吾が、姫路藩で建造されたばかりの速鳥丸の操船指導に携わるというシーンが出て...市井人情幕末維新捕物
伝奇参勤交代をする旗本とは 佐伯泰英さんの時代小説が遂にメジャー系の講談社文庫から刊行された。『変化 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫)』には、「交代寄合伊那衆異聞」とサブタイトルが付く文庫書下ろしのシリーズだ。 「交代寄合」とは時代小説であまり描かれたことがなく、耳... 2020.05.04伝奇剣豪幕末維新武家