シェア型書店「ほんまる 神保町」に時代小説SHOWの棚ができました

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江戸のゴーストバスターズ、噴火直前の浅間山に集結!

講談社文庫刊行の、芝村凉也(しばむらりょうや)さんの『素浪人半四郎百鬼夜行(七) 邂逅の紅蓮(かいこうのぐれん)』の帯に、「ウェブサイト「時代小説SHOW」2015年度書き下ろし時代小説1位」の文字を入れていただきました。 江戸の町を彷徨う...
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一度も真剣を抜かない、並外れた剣豪・斎藤弥九郎の波瀾万丈の物語

植松三十里さんの『不抜の剣(ぬかずのけん)』(エイチアンドアイ)を読みました。 本書は、幕末江戸三大道場の一つ、神道無念流練兵館の道場主斎藤弥九郎の波乱に満ちた生涯を描いた長編歴史時代小説です。弥九郎は、「位は桃井」(鏡新明智流・士学館)、...
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両国に流れ着いた木戸番・杢之助。「大江戸木戸番」の新シリーズ

喜安幸夫(きやすゆきお)さんの『両国の神隠し 大江戸木戸番始末』(光文社文庫)を読みました。 両国広小路に流れ着いた新任の木戸番、杢之助は、仕事熱心と評判。古巣の四ツ谷左門町で木戸番をしていたが、ある事情から逃げ出した過去を持つ。ある日、両...
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元伊賀忍者とその娘が繰り広げる、ワクワクドキドキの江戸スイーツ物語

三國青葉(みくにあおば)さんの文庫書き下ろし時代小説、『忍びのかすていら』(白泉社招き猫文庫)を読みました。 時代は元和四年(1618)、二代将軍徳川秀忠の治世。大坂の陣で豊臣家が滅びてから戦のない世が訪れた江戸の町に、異様な風体で男伊達を...
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戦国の世を駆け抜けた、くせもの武将たちの胸躍らせる物語

箕輪諒(みのわりょう)さんの『くせものの譜』(学研プラス刊の単行本)を読みました。丹羽家の敗者復活劇を描いた『うつろ屋軍師』でデビューし、蜂須賀家二代目家政の半生を描いた『殿さま狸』で時代小説の目利きたちの高い評価を得た著者の第3作目です。...