2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

マインド

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長屋の人情、親子の情、質屋の女番頭の情けが胸に沁みる

『ごんげん長屋つれづれ帖(一) かみなりお勝』|金子成人|双葉文庫 金子成人(かねこなりと)さんの文庫書き下ろし時代小説、『ごんげん長屋つれづれ帖(一) かみなりお勝』(双葉文庫)を入手しました。 時代劇「鬼平犯科帳」や「剣客商売」などの脚...
幕末維新

江戸から明治、激動の歴史を、港区立郷土歴史館で学ぶ

先週、とある秋晴れの日、JR目黒駅から歩いて、白金台(東京都港区)のゆかしの杜にある、港区立郷土歴史館を訪れました。 港区立郷土歴史館は、自然・歴史・文化をとおして港区を知り、探求し、交流する拠点となる施設として、2018年11月に開館され...
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若・軍鶏侍、岩倉三太夫、齢十四にして、大人への階梯を上る

『承継のとき 新・軍鶏侍』|野口卓|祥伝社文庫 野口卓さんの文庫書き下ろし時代小説、『承継のとき 新・軍鶏侍』(祥伝社文庫)を入手しました。 本書は、南国・園瀬藩で軍鶏を飼いながら、藩士とその子弟たちに剣術を教える“軍鶏侍”岩倉源太夫とその...
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心優しき巨躯の剣士「迷い熊」に、最後の試練が降りかかる

『長屋道場騒動記(八)迷い熊笑う』|芝村凉也|双葉文庫 芝村凉也(しばむらりょうや)さんの文庫書き下ろし時代小説、『長屋道場騒動記(八) 迷い熊笑う』(双葉文庫)を入手しました。 “迷い熊”と呼ばれる、心優しき巨躯の剣士。神田弁慶橋の若き剣...
人物

独眼竜・伊達政宗をめぐる5人の女たちの生き様を描く短編集

『伊達女』|佐藤巖太郎|PHP研究所 佐藤巖太郎(さとうがんたろう)さんの短編歴史小説集、『伊達女』(PHP研究所)をご恵贈いただきました。 著者は、2017年、『会津執権の栄誉』で第157回直木賞候補となり注目の時代小説家です。福島県生ま...