2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

喜多川歌麿女絵草紙

アドセンス広告、アフィリエイトを利用しています。
スポンサーリンク
喜多川歌麿女絵草紙
喜多川歌麿女絵草紙

(きたがわうたまろおんなえぞうし)

藤沢周平

(ふじさわしゅうへい)
[芸道]
★★★

歌麿ってきくとHなイメージが強い。初出のタイトル「歌麿おんな絵暦」が示すように、桜の季節に始まり梅の綻ぶころに終わる、歌麿と彼のモデルとなった女たちの物語である。というとますますエロティックなものを想像するかもしれないが、いい意味で裏切られる。

物語●蔦屋が山東京伝の洒落本で発禁処分を受けた、歌麿は取り締まりの外に置かれた役者絵の注文を受けるべきか考えていた…。モデルたちの描き方に、初期の藤沢作品のフレーバーがよく出ている。売れる前の馬琴や写楽も登場する。

カバー・切り絵:宮田雅之
時代:寛政三年
(文春文庫・420円・1982/07/25)
購入日:1996/09/06
読破日:1996/09/08

Amazon.co.jpで購入 [Kindle版]
[新装版 喜多川歌麿女絵草紙 (文春文庫)]