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単行本★2023年3月の新刊

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単行本★時代小説新刊情報|2023年3月の新刊(1日→末日)

2023年3月1日から3月末日の間に、単行本(新書含む)で刊行される時代小説、歴史関連書の新刊情報リストです。新刊の各タイトルは、Amazon.co.jpの詳細紹介ページにリンクを張っています。
新刊情報リストを見る

江上剛さんの『野心と軽蔑 電力王・福澤桃介』
明治元年、貧しい家庭に生まれた桃介は、大いなる野望を抱いて慶應義塾に入学。福澤諭吉にその才能を認められ、娘婿となり、アメリカ留学を果たしました。
桃介は、帰国後、自身が何を為すべきか悩んだ桃介は、急流木曽川を舞台に水力発電に挑みます。そこから関西電力・中部電力の礎を築いて、ついには「電力王」と呼ばれるまでに至った男の仕事観と波瀾の人生を描いた長編小説。

青山文平さんの『本売る日々』
時は文化五年。本屋の“私”は月に1回、城下の店から在へ行商に出て、20余りの村の寺や手習所、名主の家を回っていました。
村の名主・惣兵衛は上得意のひとり。近ごろ孫ほどの年齢の少女を後添えにもらい、その妻に何か見せてやってほしいと言われたので画譜を披露しますが、目を離したすきに2冊の画譜が無くなっていました。
彼女が盗み取ったに違いなく、当惑する私に、惣兵衛は法外な代金を払って買い取ろうとし、妻への想いを語ります……。。

あさのあつこさんの『闇医者おゑん秘録帖-残陽の廓』
おゑんは、複雑な事情を抱える女たちを診ることを生業とする闇医者。吉原の廓・美濃屋で花魁の安芸を診察した帰り、おえんは甲三郎と名乗る謎めいた男に声をかけられ、美濃屋の主・久五郎と吉原の惣名主である平左衛門のもとにいざなわれました。三日前に倒れた遊女・春駒を診て欲しいと二人に頼まれますが、これまでおゑんが見たこともない症状で病み窶れている春駒は、治療も虚しく命を落としてしまいました……。

西條奈加さんの『とりどりみどり』
廻船問屋『飛鷹屋』の末弟・鷺之介は、齢十一にして悩みが尽きません。かしましい三人の姉――お瀬己・お日和・お喜路のお喋りや買い物、芝居、物見遊山に常日頃付き合わされるからです。遠慮なし、気遣いなし、毒舌大いにあり。三拍子そろった三姉妹の傍にいるだけで、身がふたまわりはすり減った心地がするうえに、姉たちに付き合うと、なぜかいつもその先々で事件が発生します。ホロリと泣かせる大江戸謎解き物語

門井慶喜さんの『文豪、社長になる』
芥川龍之介や直木三十五などの協力を得て、菊池寛が発行した「文藝春秋」創刊号はたちまち完売。読者が、時代が求めた雑誌は部数を伸ばし、会社も順風満帆の成長を遂げていきます。
しかし次第に、社業や寛自身にも暗い影が。芥川、直木という親友たちとの早すぎる死別、社員の裏切り、戦争協力による公職追放、そして、会社解散の危機。
激動の時代に翻弄されながらも、文豪として、社長として、波乱に満ちた生涯を送った寛が、最後まで決して見失わなかったものとは……。

伊東潤さんの『浪華燃ゆ』
立場にあぐらをかき、豪商と結託して私腹を肥やす上役ども。立身出世に目がくらみ、悪事に立ち向かえない同僚、同輩。世のため人のためにならぬ御託ばかりを並べる学者たち。
陽明学を究めた学者でもあり、大坂町奉行の敏腕与力でもあった大塩平八郎は、家族、門人たちをも巻き込んで、命を賭けた世直しに挑みます。
江戸幕府の瓦解はここから始まったといわれる、大塩平八郎の乱を描いた長編小説です。

畠中恵さんの『忍びの副業 上』『忍びの副業 下』滝川弥九郎は甲賀忍びの末裔。かつて戦国の世では、伊賀者と並び勝敗の鍵を握る者だったのに、今や日がな一日、江戸城の警護をするために番所に座っているだけ。忍びの技はひっそりと伝えられていましたが、それを使って何かをなす機会もありません。おまけに上がらない禄を傘張りの内職などで補わなければならぬ始末……。
大人気シリーズ「しゃばけ」の著者による軽快な忍者もの。

北方謙三さんの『チンギス紀 十六 蒼氓』
カラ・クム砂漠の戦場からホラズム軍が離脱。チンギス・カンは、スブタイとジェべ、バラ・チェルビの三人の将軍にその追討を命じました。ホラズム国の帝は西へと退却しながらも、モンゴル軍との戦を継続します。
一方、ホラズム国の皇子ジャラールッディーンは、南の地で2万騎の指揮を任され、モンゴル国の将軍シギ・クトクがその討伐に向かういます。
大国との戦いがついに最終局面をむかえる、第16巻。

★2023/3/9追記
今村翔吾さんの『茜唄(上)』『茜唄(下)』
平清盛最愛の子・知盛の生涯を通じて、その謎を感動的に描き切った長編歴史時代小説
平家全盛から滅亡まで、その最前線で戦い続けた知将が望んだ未来とは?
平清盛、木曽義仲、源頼朝、源義経……時代を創った綺羅星の如き者たち、善きも悪きもそのままに――そのすべて。直木賞作家が魂をこめて描く、熱き血潮の流れる「シン・平家物語」。

!おすすめ度
:読みたい/入手したい
:新装版/復刊
:気になる/チェックしたい

●3月1日発売 捕物出版
『加田三七叢書 第二巻 幽霊三味線』村上元三『加田三七叢書 第二巻 幽霊三味線』
●3月2日発売 PHP研究所
『野心と軽蔑 電力王・福澤桃介』江上剛『野心と軽蔑 電力王・福澤桃介』
●3月2日発売 ホビージャパン
『並べてわかる戦国時代 日本史・世界史 並列年表』
→記事:日本と世界の歴史の流れが俯瞰できる、戦国ファンの並列年表
刀剣画報編集部『並べてわかる戦国時代 日本史・世界史 並列年表』
●3月3日発売 幻冬舎
『源氏物語五十四帖 現代語訳 紫式部の物語る声[二] 末摘花・紅葉賀・花宴・葵・賢木』紫式部原作、月見よし子現代語訳『源氏物語五十四帖 現代語訳 紫式部の物語る声[二] 末摘花・紅葉賀・花宴・葵・賢木』
●3月3日発売 小学館
『南風に乗る』柳広司『南風に乗る』
●3月3日発売 潮出版社・潮新書
『対決! 日本史4 日露戦争篇』安部龍太郎、佐藤優『対決! 日本史4 日露戦争篇』
●3月6日発売 ABCアーク
『歴史人 2023年4月号(古代日本の都と遷都の謎)』歴史人編集部編集『歴史人 2023年4月号(古代日本の都と遷都の謎)』
●3月6日発売 PHP研究所
『歴史街道2023年4月号(特集1「山本五十六の光と影)』歴史街道編集部編集『歴史街道2023年4月号(特集1「山本五十六の光と影)』
●3月6日発売 朝日新聞出版・週刊朝日ムック
『歴史道 Vol.26(江戸三百藩の名城)』朝日新聞出版編集『歴史道 Vol.26(江戸三百藩の名城)』
●3月6日発売 文藝春秋
『本売る日々』
→記事:「2023年3月の新刊(単行本)」をアップ
→記事:江戸時代の農村は豊かだった。本好きのための人間賛歌
青山文平『本売る日々』
●3月8日発売 中央公論新社
『闇医者おゑん秘録帖-残陽の廓』あさのあつこ『闇医者おゑん秘録帖-残陽の廓』
●3月8日発売 中央公論新社・中公新書ラクレ
『「将軍」の日本史』本郷和人『「将軍」の日本史』
●3月8日発売 中央公論新社・中公選書
『卑弥呼とヤマト王権』寺沢薫『卑弥呼とヤマト王権』
●3月9日発売 小学館・P+D BOOKS
『草を褥に 小説牧野富太郎』大原富枝『草を褥に 小説牧野富太郎』
●3月9日発売 祥伝社
『とりどりみどり』西條奈加『とりどりみどり』
●3月9日発売 筑摩書房・ちくまプリマー新書
『鬼と日本人の歴史』小山聡子『鬼と日本人の歴史』
●3月9日発売 筑摩書房・ちくま新書
『東北史講義【古代・中世篇】』東北大学日本史研究室編集『東北史講義【古代・中世篇】』
『東北史講義【近世・近現代篇】』東北大学日本史研究室編集『東北史講義【近世・近現代篇】』
●3月10日発売 NHK出版・NHK出版新書
『小説で読みとく古代史: 神武東遷、大悪の王、最後の女帝まで』周防柳『小説で読みとく古代史: 神武東遷、大悪の王、最後の女帝まで』
●3月10日発売 講談社
『江戸絵画お絵かき教室』府中市美術館編集『江戸絵画お絵かき教室』
●3月10日発売 中央公論新社
『歴史と人物14 目からウロコ 日本古代の新常識!』中央公論新社編集『歴史と人物14 目からウロコ 日本古代の新常識!』
●3月10日発売 文藝春秋
『文豪、社長になる』門井慶喜『文豪、社長になる』
●3月13日発売 朝日新聞出版・朝日新書
『徳川家康の最新研究 伝説化された「天下人」の虚像をはぎ取る』黒田基樹『徳川家康の最新研究 伝説化された「天下人」の虚像をはぎ取る』
●3月15日発売 講談社
『浪華燃ゆ』伊東潤『浪華燃ゆ』
●3月15日発売 角川春樹事務所
『茜唄(上)』
→記事:一の谷から壇ノ浦へ、平知盛と源義経、二人の天才の軍略比べ
今村翔吾『茜唄(上)』
『茜唄(下)』今村翔吾『茜唄(下)』
●3月16日発売 KADOKAWA
『人生を彩る教養が身につく 旅する世界史』佐藤幸夫『人生を彩る教養が身につく 旅する世界史』
●3月16日発売 講談社・講談社現代新書
『今を生きる思想 福沢諭吉 最後の蘭学者』大久保健晴『今を生きる思想 福沢諭吉 最後の蘭学者』
●3月17日発売 PHP研究所・PHP新書
『教養としての「戦国時代」』小和田哲男『教養としての「戦国時代」』
『徳川家・松平家の51人 家康が築いた最強一族の興亡』堀口茉純『徳川家・松平家の51人 家康が築いた最強一族の興亡』
●3月17日発売 集英社・集英社新書
『江戸の芸者 近代女優の原像』赤坂治績『江戸の芸者 近代女優の原像』
●3月17日発売 朝日新聞出版
『小説 TRIPPER (トリッパー) 2023年 春号』朝日新聞出版編集『小説 TRIPPER (トリッパー) 2023年 春号』
●3月20日発売 捕物出版
『新吾十番勝負 第一巻』
→記事:若き日の徳川吉宗の落胤、数奇な運命をたどる美女丸誕生
川口松太郎『新吾十番勝負 第一巻』
●3月22日発売 岩波書店・岩波新書
『軍と兵士のローマ帝国』井上文則『軍と兵士のローマ帝国』
●3月22日発売 原書房
『戦国を生き抜いた男:織田・豊臣・徳川と主君を渡り歩いた侍、本城惣右衛門武功録』浅倉徹『戦国を生き抜いた男:織田・豊臣・徳川と主君を渡り歩いた侍、本城惣右衛門武功録』
●3月22日発売 講談社
『忍びの副業 上』畠中恵『忍びの副業 上』
『忍びの副業 下』畠中恵『忍びの副業 下』
●3月22日発売 新潮社
『小説新潮 2023年04月号(春の歴史時代小説特集)』小説新潮編集部編集『小説新潮 2023年04月号(春の歴史時代小説特集)』
●3月22日発売 星海社・星海社新書
『江戸の岡場所 非合法〈隠売女〉の世界』渡辺憲司『江戸の岡場所 非合法〈隠売女〉の世界』
●3月22日発売 中央公論新社
『眠る邪馬台国-夢見る探偵 高宮アスカ』平岡陽明『眠る邪馬台国-夢見る探偵 高宮アスカ』
●3月22日発売 中央公論新社・中公新書
『唐―東ユーラシアの大帝国』森部豊『唐―東ユーラシアの大帝国』
『正倉院のしごと-宝物を守り伝える舞台裏』西川明彦『正倉院のしごと-宝物を守り伝える舞台裏』
●3月22日発売 ABCアーク
『歴史人5月号増刊 関東戦国史のすべて』歴史人編集部編集『歴史人5月号増刊 関東戦国史のすべて』
●3月23日発売 KADOKAWA・角川選書
『まぐわう神々』神崎宣武『まぐわう神々』
●3月23日発売 光文社
『花だいこん』山本一力『花だいこん』
●3月23日発売 双葉社
『上海灯蛾』上田早夕里『上海灯蛾』
●3月24日発売 集英社
『アジア人物史 第10巻 民族解放の夢』姜尚中監修『アジア人物史 第10巻 民族解放の夢』
『チンギス紀 十六 蒼氓』北方謙三『チンギス紀 十六 蒼氓』
●3月27日発売 幻冬舎
『小説幻冬 2023年 4月号』幻冬舎編集『小説幻冬 2023年 4月号』
●3月27日発売 新潮社
『吉原仮宅異聞』花川戸寛六
●3月27日発売 双葉社
『小説推理 2023年5月号』双葉社編集『小説推理 2023年5月号』
●3月28日発売 朝日新聞出版・週刊朝日ムック
『生誕100年 司馬遼太郎の現在地』朝日新聞出版編集『生誕100年 司馬遼太郎の現在地』
●3月29日発売 KADOKAWA
『大人の教養 面白いほどわかる世界史』平尾雅規『大人の教養 面白いほどわかる世界史』
『大人の教養 面白いほどわかる日本史』山中裕典『大人の教養 面白いほどわかる日本史』
●3月31日発売 小学館
『小説「映画刀剣乱舞-黎明-」』「映画刀剣乱舞」製作委員会監修『小説「映画刀剣乱舞-黎明-」』
●3月31日発売 祥伝社・祥伝社新書
『天下人の軍事革新』本郷和人『天下人の軍事革新』

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