2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

単行本

ミステリー

馬琴の時代に貸本屋を営むおせんの奮闘を描く時代ミステリー

『貸本屋おせん』|高瀬乃一|文藝春秋高瀬乃一(たかせのいち)さんの時代小説、『貸本屋おせん』(文藝春秋)は、実は二度読んでいますが、当サイトで紹介し損ねていました(てっきり、アップしていると勘違いしていました。しかも、単行本が手元で見つから...
人物

地獄を二度見、歴代天皇から消された光厳帝の激烈な生涯とは

『風と雅の帝』|荒山徹|PHP研究所荒山徹(あらやまとおる)さんの歴史小説、『風と雅の帝』(PHP研究所)を紹介します。NHK大河ドラマのおかげで同時代を描く小説も多数発行され、鎌倉時代や平安時代について、学ぶ機会が増えてきました。その一方...
人物

島村抱月、松井須磨子と出会い、作曲家への道を拓く中山晋平

『アンサンブル』|志川節子|徳間書店志川節子(しがわせつこ)さんの長編小説、『アンサンブル』(徳間書店)を読みました。本書は、童謡「シャボン玉」や「てるてる坊主」、ヤクルトスワローズの応援歌でも知られる新民謡「東京音頭」の作曲家、中山晋平(...
ミステリー

「2024年1月の新刊(単行本)」をアップ

『母子月 神の音に翔ぶ』|麻宮好 |小学館2024年1月1日から1月末日の間に、単行本(ソフトカバー含む)で刊行される時代小説の新刊情報リスト「2024年1月の新刊(単行本)」を掲載しました。楽しみな新刊の中から、今回は、小学館から刊行され...
人物

田沼意次と天明の大噴火からの復興に懸けた人々の魂の物語

『火山に馳す 浅間大変秘抄』|赤神諒|KADOKAWA「上毛かるた」に「浅間のいたずら 鬼の押し出し」という札があります。天明三年(1783)に発生した浅間山の大噴火(天明大噴火)を詠んだものです。2021年のセントライト記念を勝った競走馬...