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強すぎるがゆえの試練―『宣告 密命・雪中行』

佐伯泰英さんの『宣告 密命・雪中行』を読む。「密命」シリーズの第20巻目にあたる。宣告 ―密命・雪中行(巻之二十) (祥伝社文庫 さ 6-44)作者: 佐伯泰英出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2008/12/11メディア: 文庫 クリッ...
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山形帰りの磐音と女忍びの霧子が活躍

佐伯泰英さんの『石榴の蝿』を読んだ。NHK土曜時代劇「陽炎の辻2」も好評の、「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズの第27弾。前作で、かつての許婚の奈緒の難儀を救うために出羽山形に行っていた磐音が江戸に戻るところから物語は始まる。石榴ノ蠅 ─ 居...
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寅さん化する、酔いどれ小籐次

食欲が落ちた時期に、口当たりのよいものばかり食べたくなるように、読書欲が落ちたときには佐伯泰英の時代小説が読みたくなる。そんなわけで「酔いどれ小籐次」シリーズの第10弾『薫風鯉幟(くんぷうこいのぼり)』を読んだ。薫風鯉幟―酔いどれ小籐次留書...
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貧乏剣術道場の師範代の日月抄

乾荘次郎(いぬいそうじろう)さんの『介錯』を読む。『妻敵討ち』『夜襲』に続く、貧乏剣術道場・柳花館の師範代・高森弦十郎が活躍する人情時代小説「鴉道場日月抄(からすどうじょうにちげつしょう)」シリーズの第三弾である。介錯 鴉道場日月抄 (講談...
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十両以上盗めば死罪―「十両首」

曽田博久さんの『十両首』を読む。『千両帯』『万両剣』に続くシリーズ第三弾。講武実用流・平山行蔵の最後の弟子で、二十歳にして武芸十八般すべてに目録を得た貧乏御家人の三男坊・柘植新三郎が活躍する時代小説。十両首―新三郎武狂帖 (時代小説文庫)作...