剣豪

伝奇

江戸を震撼させた「闇」の残党がまた―『新たな敵』

最近、仕事のほうが一段落付き、自分の時間が少し持てるようになった。しかしながら、ブログについては怠け癖が付いてしまい、エントリーを怠り気味で申し訳なく思っている。ブログは書き慣れることが大切であるが、たまにしか書かなくなったことで、ブログを...
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主人公が「わけあり」だから面白い時代小説

鳥羽亮さんの『わけあり円十郎江戸暦』を読んだ。PHP文庫から刊行された文庫書き下ろし時代小説。鳥羽さんといえば、この十年くらいコンスタントに多くの時代小説を発表され、そのいずれもが人気のシリーズになっているため、最近、ほとんど読みきれていな...
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「奥右筆秘帳」シリーズ最新刊は箱根路が舞台

上田秀人さんの『継承 奥右筆秘帳』を読んだ。幕府の奥右筆組頭・立花併右衛門と隣家の旗本の次男坊・柊衛悟(ひいらぎえいご)が活躍する人気時代小説シリーズの第四弾である。この「奥右筆秘帳」シリーズは、既刊の3タイトル(『密封』『国禁』『侵蝕』)...
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娘剣客から夫婦剣客へ―「剣客春秋」の新展開

鳥羽亮さんの『剣客春秋 里美の涙』を読んだ。一刀流中西派の千坂道場の道場主・千坂藤兵衛と娘・里美が活躍する人気剣豪小説シリーズの第6弾である。前作『恋敵』で、門弟の彦四郎と所帯をもった里美がどのような新妻ぶりを見せるか興味津々で読み始めた。...
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鳥羽剣豪小説の面白さを再確認

鳥羽亮さんの『剣客春秋 恋敵』を読んだ。一刀流中西派の千坂道場主の千坂藤兵衛とその娘の里美が活躍する、人気シリーズの第五弾である。先日、第六弾の『里美の涙』が出たことで、読み逃していた本書を読むことにした。剣客春秋―恋敵 (幻冬舎文庫)作者...