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幕末三舟――山岡鉄舟、勝海舟、高橋泥舟の青春時代活劇

仁木英之(にきひでゆき)さんの青春時代活劇、『幕末三舟青雲録 鉄舟の剣』(実業之日本社文庫)を入手しました。幕末三舟とは、号に「舟」の字を用いた三人の幕臣、すなわち、勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟をいいます。勝海舟は時代劇や時代小説でお馴染みで...
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島帰りの牢人・松波勢四郎が盗賊一味の闇を斬る

中村朋臣さんの文庫書き下ろし時代小説、『蛇足屋勢四郎 困りごと、骨折りいたす』(光文社文庫)を入手しました。著者は、2006年、第12回歴史群像大賞優秀賞を受賞してデビューし、疾走感あふれる剣豪小説で活躍する気鋭の時代小説家です。「蛇足屋勢...
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襲撃の背後に十河藩。過去の因縁が“迷い熊”を追い詰める

芝村凉也(しばむらりょうや)さんの文庫書き下ろし時代小説、『長屋道場騒動記(五) 迷い熊奔る』(双葉文庫)を入手しました。江戸・神田弁慶橋界隈で名の売れた菓子舗『惠比壽屋』の裏手に建つ小さな道場。『信抜流指南』の看板を掲げる、間野生馬の道場...
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薄毛のイケメン剣士が愛妻と、読売殺しの謎を追う

ハヤカワ時代ミステリ文庫の創刊第2弾、冬月剣太郎(ふゆつきけんたろう)さんの文庫書き下ろし時代小説、『陰仕え 石川紋四郎』(ハヤカワ時代ミステリ文庫)を入手しました。著者は、カメラマン、ライター、マンガ編集者などを経験され、本書は時代小説の...
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「軍鶏道場」のもう一人の師・権助、逝く。涙が抑えられず

野口卓さんの『羽化(うか) 新・軍鶏侍』(祥伝社文庫)を読了しました。南国の藩・園瀬(架空の地)を舞台に、剣術道場を営むかたわら、軍鶏を飼育する「軍鶏侍」こと、岩倉源太夫がその家族や師弟を中心に繰り広げられる、ファミリー時代小説シリーズの第...