武家

幕末維新

運命を変えた一日を描く傑作

諸田玲子さんの『其の一日』を読み始める。第二十四回吉川英治文学新人賞(平成十五年度)受賞作品である。同賞の受賞者で時代小説系の作家には、宇江佐真理さん(第二十一回『深川恋物語』)、東郷隆さん(第十五回『大砲松』)、宮部みゆきさん(第十三回『...
幕末維新

中村彰彦さんと新選組

中村彰彦さんというと、会津藩をテーマにした時代小説の第一人者というイメージが強い。『新選組秘帖』の巻末に収録された東京大学教授の山内昌之さんとの対談「新選組と日本精神」の中で、歴史作家としての処女作は「明治新選組」で、これを出発点にいろいろ...
幕末維新

今日から時代小説三昧

今日から会社が年末年始休暇に入る。年末年始用に買い置いた本を読みたいところだが、家の用事を片付けなきゃ。年賀状も書かなきゃ、新しい年になってしまう。あせる気持ちを抱えながら、読み始めたのは、中村彰彦さんの『新選組秘帖』。明治以降の生存説が巷...
武家

時代小説に描かれる宴会

昨夜は、会社の忘年会だった。ホールで全体のものをやった後に、吉祥寺の「檀亭」という鹿児島黒豚のしゃぶしゃぶの店で、部署の忘年の宴を行った。豚肉が柔らかくておいしく、酒も話も弾んだ。時代小説で忘年会が描かれたものは、ちょっと思いつかない。半期...
武家

師走になると、忠臣蔵

ジングルベルと第九のメロディーが聞こえてくる12月、師走になると、気になるのが「忠臣蔵」っていうのは、コテコテの時代劇ファン、時代小説好きくらいのものかなあ。そういえば、ジョン・レノンが射殺されたのも12月だった。ちなみに赤穂浪士討ち入りは...