武家

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釣りが得意な浪人鮎貝伝八郎に夢のような仕官話

長辻象平(ながつじしょうへい)さんによる文庫書き下ろし時代小説、『御納屋侍 伝八郎奮迅録 あめんぼう』(双葉文庫)を入手しました。本書の主人公、鮎貝伝八郎は、浪々の身で貧乏暮らし、近隣の川で釣り得た魚を長屋の者どもに与えて、日々の食事を口に...
ミステリー

元禄バブルをもたらした、勘定奉行荻原重秀の死の謎を描く

諸田玲子さんによる長編時代小説、『闇の峠』(新潮文庫)を入手しました。本書は、元禄期から勘定奉行として貨幣改鋳に携わり、五代将軍綱吉や側用人柳沢吉保に重用された、辣腕の勘定奉行荻原近江守重秀の死の謎を描いた時代ミステリーです。享保19年夏、...
武家

『本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人』をUP

藤木桂(ふじきかつら)さんの文庫書き下ろし時代小説、『本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人』(二見時代小説文庫刊)を、「時代小説SHOW」で紹介しました。権力におもねることなく、自らを律し正義を貫く十人の侍たち。「柳之間誓詞」心得を胸に、大目付...
ブックガイド

『おれは一万石 一揆の声』をUP

千野隆司さんの文庫書き下ろし時代小説、『おれは一万石 一揆の声』(双葉文庫刊)を、「時代小説SHOW」で紹介しました。『おれは一万石』『塩の道』『紫の夢』『麦の滴』『無節の欅』に続く、「おれは一万石」シリーズの第6作。米の不作、凶作が伝えら...
武家

権力に媚びず、正義を貫く「武家の鑑」目付の活躍を描く

藤木桂(ふじきかつら)さんの文庫書き下ろし時代小説、『本丸 目付部屋 権威に媚びぬ十人』(二見時代小説文庫)を入手しました。「風の市兵衛」シリーズをはじめ、幕府の「目付」は時代小説に登場することは珍しくありません。しかし、定員十名の幕府の目...