武家

市井人情

若き将軍家斉の密命を帯びた、新番士・壱之介の市井での活躍

『密命 はみだし新番士1 十五歳の将軍』|氷月葵|二見時代小説文庫今回は、2022年、第11回日本歴史時代作家協会賞シリーズ賞を受賞した、氷月葵(ひづき・あおい)さんの文庫書き下ろし時代小説、『密命 はみだし新番士1 十五歳の将軍』(二見時...
人物

所縁の地に宿る、歴史の“敗者”たちに光を当てた幕末短編集

『碧血の碑』|赤神諒|小学館2022年、『はぐれ鴉』で第25回大藪春彦賞を受賞した、赤神諒(あかがみりょう)さんの、『碧血の碑(へっけつのいしぶみ)』(小学館)は、江戸幕末を生きた歴史上の“敗者”が輝いた瞬間を描いた短編集です。著者は202...
仇討ち

父の仇を抱えた、乾勝之助の仇討ち稼業を描く痛快時代小説

『品川宿仇討ち稼業』|とが三樹太|祥伝社文庫とが三樹太さんの文庫書き下ろし時代小説、『品川宿仇討ち稼業』(祥伝社文庫)を紹介します。本書の著者紹介によると、「一九五九年、大阪府岸和田市生まれ。大学卒業後、高校教師を経て、作家デビュー」とのこ...
合戦、戦い

捕物名人の八丁堀同心、今度のタイムスリップ先は「関ケ原」

『蟷螂の城 定廻り同心 新九郎、時を超える』|山本巧次|光文社文庫山本巧次(やまもと・こうじ)さんの文庫書き下ろし時代小説『蟷螂の城』(光文社文庫)をご紹介します。本書は「新九郎、時を超える」シリーズの第3弾です。実は私(理流)は、本書の巻...
剣豪

刺客の家に生まれた人斬りが、男装の姫と「人助け」旅を行く

『独狼 念真流無間控』|筑前助広|早川書房筑前助広(ちくぜんすけひろ)さんは、2022年に『谷中の用心棒 萩尾大楽 阿芙蓉抜け荷始末』で、第11回日本歴史時代作家協会文庫書き下ろし新人賞を受賞し、時代小説界に登場した注目の作家の一人です。本...