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ミステリー

若き遠山金四郎が、花魁の死の真相に挑む時代ミステリー

永井紗耶子(ながいさやこ)さんの時代ミステリー、『部屋住み遠山金四郎 絡繰り心中』(小学館文庫)を入手しました。十九歳の遠山金四郎は、前夜話を交わした吉原の花・雛菊が切られて亡くなっているのを発見する。旧知の狂歌師大田南畝、浮世絵師の歌川国...
市井人情

澪たちのその後の奮闘と幸せ、おいしい料理を届ける特別巻

高田郁さんの文庫書き下ろし時代小説、『花だより みをつくし料理帖 特別巻』(ハルキ文庫)を入手しました。澪が大坂に戻ったのち、文政五年(一八二二年)春から翌年初午にかけての物語。店主・種市とつる家の面々を廻る、表題作「花だより」。澪のかつて...
市井人情

老舗料理屋の、風変わりな跡取り息子が始めた「よろず相談屋」

野口卓(のぐちたく)さんの文庫書き下ろし時代小説、『なんてやつだ よろず相談屋繁盛記』(集英社文庫)を入手しました。小さい時の大病で三日も高い熱を出したことのせいで、時々記憶がスッポリ抜け落ちることがある一方で、生き物の声が聞けるという特異...
ブックガイド

『おれは一万石 一揆の声』をUP

千野隆司さんの文庫書き下ろし時代小説、『おれは一万石 一揆の声』(双葉文庫刊)を、「時代小説SHOW」で紹介しました。『おれは一万石』『塩の道』『紫の夢』『麦の滴』『無節の欅』に続く、「おれは一万石」シリーズの第6作。米の不作、凶作が伝えら...
痛快

『銀花 風の市兵衛 弐』をUP

辻堂魁さんの文庫書き下ろし時代小説、『銀花 風の市兵衛 弐』(祥伝社文庫刊)を、「時代小説SHOW」で紹介しました。算盤侍こと唐木市兵衛が風の剣で悪を斬る、痛快時代小説「風の市兵衛 弐」シリーズの第3弾です。北最上藩の金木脩は、酔漢を装った...