2024年時代小説(単行本/文庫書き下ろし)ベスト10、発表!

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『義妹にちょっかいは無用にて(3)』|馳月基矢|双葉文庫馳月基矢(はせつきもとや)さんの時代小説シリーズ、『義妹にちょっかいは無用にて(3)』(双葉文庫)を紹介します。刊行時(2024年4月)に読んだのですが、バタバタしていてアップできず、...
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三人の王朝女性たちの恋と、紫式部の娘・賢子の波瀾の生涯

『紫式部の一人娘』|阿岐有任|文芸社文庫大河ドラマ「光る君へ」のおかげで、平安時代に興味を持った方から、おすすめの時代小説を紹介してほしいと言われることがあります。そんなときに、最近紹介しているのがこの本です。サイトで紹介するのがすっかり遅...
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自分を苦しめた相手を救えるか?お葉が挑む、医療の険しい道

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女性

若手女子編集者がタイムスリップして、江戸でベストセラー

『大江戸恋情本繁昌記 天の地本』|ゆうきりん|集英社オレンジ文庫異世界ものにはまだ馴染めていませんが、最近、過去の時代にタイムスリップする、時代SF(現代と過去の時代が描かれていて、主人公が何らかの装置や現象などによって時代移行をするので時...